伊藤忠商事、ユーシーカードと共同で英国トラベレックスグループの外貨建てカード決済サービスの営業を開始

2014年6月4日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、社長:岡藤 正広)は、この度、英国トラベレックスグループ(本社:イギリス、社長:Peter Jackson、以下「Travelex」)が提供する"訪日外国人向け外貨建てカード決済サービス"(Travelex Currency Select)を日本市場で発展させるため同社と独占契約を締結いたしました。6月より、加盟店事業を担うユーシーカード株式会社(本社:東京都港区、社長:樋口 一成)と共同で、加盟店向けに営業を開始致します。尚、本サービスの提供を希望する企業は、ユーシーカードと契約する事で、本サービスを提供できます。
 
通常、訪日外国人が自国(海外)で発行されたクレジットカードを日本で利用する場合、ご利用時には円建てで決済し、為替レート確定後に自国通貨で換算された決済額がお客さまに通知され、利用額を支払います。Travelex Currency Selectに対応したクレジットカード決済端末を使うと、カードご利用時に自国通貨での支払金額を提示する事で、訪日外国人が通常通りの円建て決済か自国通貨での支払額を確定する決済(自国通貨決済)のどちらかを選択できるようになります。自国通貨決済を選ばれた場合は、為替レートの変動リスクを心配することなく、安心して決済頂けます(次頁の【自国通貨決済のイメージ】ご参照)。本サービスで利用可能な通貨は、米ドル、ユーロ、台湾ドル等含めた29通貨にも上り、競合他社サービスと比べて最も多い対応通貨数となっています。
 
ユーシーカードは、2009年に日本国内で初めて訪日外国人向けの自国通貨決済の導入を開始し、これまで、全国の量販店やホテル等に本サービス対応端末を導入してまいりました。
 
伊藤忠商事とユーシーカードは、両社のノウハウを生かした営業推進を行い、2015年3月までに500店以上のTravelex Currency Select対応端末の導入を目指します。
 
2013年に史上初の1,000万人を達成し、政府が2020年の目標を2,000万人とする訪日外国人数は、今後ますます増大する事を期待し、本サービス以外の訪日外国人向けの新しいサービスも随時展開する予定です。更には伊藤忠グループの海外拠点を活かし、中国、台湾、マレーシア、インドネシア、フィリピン等、アジアを中心とした海外にも本サービスを拡大していきます。

自国通貨決済のイメージ

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※上記為替レートは一例であり、実際には通常決済と自国通貨決済時で異なるケースがほとんどです。

英国トラベレックスグループについて

トラベレックスグループは、世界の外貨両替リーディングカンパニーとして世界の国際空港・主要都市に1,500店舗以上の外貨両替直営店、1,250台のATMを27カ国以上で運営しております。海外旅行をされる40%以上のお客様-年間10億7000万人のお客様が、トラベレックスが店舗を有する空港を通過されます。そのロケーションは、アムステルダム、北京、フランクフルト、香港、ロンドン、ムンバイ、ニューヨーク、パリ、シドニーと世界の主要な空港を網羅しています。世界で毎時2,000人以上ものお客様に店舗をご利用いただいています。