コーポレートメッセージ 『ひとりの商人、無数の使命』

2014年6月20日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、この度、『ひとりの商人、無数の使命』をコーポレートメッセージとして定めました。企業理念である「豊かさを担う責任」に込めた意図をわかりやすく示し、企業から社会への「約束の言葉」として、その価値を社内外で共有するために定めたものです。

コーポレートメッセージ『ひとりの商人、無数の使命』には、「自由闊達な精神」、困難に向かい挑み続ける「野武士集団」としての姿、「類まれな個の力」による組織力、いかなる環境にも適応し、危機を乗り越えていく「現場主義」の底力、そして、ミッションへの明確な自覚をもち、顧客のニーズに応えるために、多様な事業を最後までやり抜く「プロ意識」、総合商社の御三家の一角を占める伊藤忠商事の独自性を盛り込みました。

 コーポレートメッセージにともなうステートメントは次の通りです。

 

「ひとりの商人がいる。そしてそこには、数限りない使命がある。

伊藤忠商事の仕事場は、この地球の上すべてです。国を超えて暮らしと関わり、

新たな生活文化を創り、ありとあらゆるものを力強く商っています。

そのとき忘れてはならないことは「その商いは、未来を祝福しているのか?」ということです。

私たちは、この世界に生きるすべての人の明日に貢献する企業として「豊かさを担う責任」を

果たしていきたい。

商うことの先に広がる、生きることの豊かさこそが、本当の利益だと信じているからです。

これは、そういう、ひとりひとりの商人の使命と決意を表す言葉です。」

 

コーポレートメッセージの策定にあたっては、伊藤忠グループの「ifs未来研究所」の協力を得ました。総合商社のブランディング機能を内在化しているのは、総合商社の中でも、伊藤忠商事の独自性のひとつと言えます。「ifs未来研究所」が主体となって、外部のクリエイターを集結し、新たなプロジェクトチームを作り上げました。数多くの社員と顔を合わせたインタビューを行い、伊藤忠商事の特徴は、「人こそ資産」「個の力が見えている商社」にあるということから、このコーポレートメッセージを生み出しました。

 

このメッセージを通じて、伊藤忠商事が、グローバル企業として「豊かさを担う責任」を果たしていくとともに、伊藤忠ブランドのさらなる価値向上を目指します。

ifs未来研究所とコーポレートメッセージプロジェクトメンバー

伊藤忠商事の傘下で、近未来に向けたライフスタイルの研究・発信活動を行っているのがifs未来研究所。今回のコーポレートメッセージは、未来研が主体となって、外部のクリエイターチームと共に進めているプロジェクトです。

ifs未来研究所 : 川島蓉子(ifs未来研究所 所長)

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早稲田大学商学部卒、文化服装学院マーチャンダイジング科終了。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。読売新聞、日経ビジネス、日経MJ、ブレーンなどに定期的に寄稿。著書に『伊勢丹な人々』(日本経済新聞出版社)など。

株式会社山本康一郎事務所 : 山本康一郎(クリエィティブ・ディレクター)

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高校在学中から、雑誌[POPEYE]のフリーエディターとしてキャリアをスタート。その後、雑誌、広告などのメンズスタイリストとなる。ファッション以外にも企業のクリエィティブ・ディレクター、コミュニケーションデザインなどに活躍の場を広げている。

株式会社サン・アド : 葛西薫(クリエイティブディレクター/アートディレクター)

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主な仕事に、サントリーウーロン茶(1983~)、ユナイテッドアローズ(1997~)、虎屋(2002~)などの広告制作およびクリエイティブディレクションのほか、CI・サイン計画、映画・演劇の広告美術、パッケージデザイン、装丁など、活動は多岐にわたる。

株式会社サン・アド : 岡本学(アートディレクター/グラフィックデザイナー) 

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主な仕事に、サントリー(山崎「YAMAZAKI,THE JAPANESE GOLD」、環境広告「水と生きるSUNTORY」)、大和ハウスグループ(共創共生シリーズ)、キユーピーなどの広告制作のアートディレクションを中心に、SHIPS Daysなどのロゴマークや本の装丁などのグラフィックデザインも手掛ける。

株式会社ライトパブリシティ : 国井美果(コピーライター) 

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主な仕事に、資生堂C.I.「一瞬も一生も美しく」、同社企業広告シリーズ、経産省クールジャパンプロジェクト「365日 Charming Everyday Things」、オムロンヘルスケア「omron式美人はじまります」、日本テレビ 企業広告のコピーなど多数。著書に『ミッフィーとフェルメールさん』(美術出版社)など。

伊藤総研株式会社 : 伊藤伸之(エディター)

雑誌や書籍、映像、ラジオ、ウェブ、広告キャンペーンなど、さまざまな媒体の企画立案から制作まで携わる。最近の仕事として、BRUTUS「親と子/こう育てられた。こう育てている。」(編集担当)、東京ミッドタウン・デザインハブ企画展「デザインバトンズ 〜未来のデザインをおもしろくする人たち〜」(企画担当)。