サウジアラビア アルジュベール海水淡水化プラント リハビリ工事を受注

2014年9月5日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)と、株式会社ササクラ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:笹倉敏彦、以下「ササクラ」)が、サウジアラビア王国における現地資本と共同で設立した合弁会社アクアパワー・ササクラ(正式名:Arabian Company and Sasakura for Water & Power、本社:サウジアラビア王国リヤド市、以下「APS」)は、サウジアラビア海水淡水化公団(SWCC)よりアルジュベール フェーズ2 C4 MSF海水淡水化プラントのリハビリ工事の受注が確定致しました。受注金額は142百万サウジ・リヤル(38億円相当)で、海水淡水化プラントのリハビリ工事としては大型受注となります。

伊藤忠商事とササクラはAPSとともに、SWCCに対し海水淡水化プラントの経年による機能低下に対するリハビリ工事を提案してまいりました。その結果、2013年6月SWCCにより実施された本プラントのリハビリ工事入札に参加し、ササクラの技術力と過去の実績が高く評価され、競合他社を退けて今回の受注に繋がりました。

プラントのリハビリ工事を行うことにより、新規プラントの建設費よりも低コストで、プラント寿命(通常20~25年と言われています)を15年以上延命することが可能となります。今回のアルジュベール フェーズ2 C4海水淡水化プラントは、1984年に石川島播磨重工業株式会社「現(株)IHI」により建設された、日産23,500トンの造水装置10系列(合計235,000トン/日)からなる多段フラッシュ(MSF)型海水淡水化プラントです。今回の主な工事内容は、伝熱管その他腐食部品の取替えと蒸発器内の抽気構造の改造で、工期は約3年を予定しています。

サウジアラビア王国は生活用水の大部分を海水淡水化プラントに依存しています。同王国の海水淡水化能力は、今なお世界最大規模ですが、近年では老朽化した装置も多数存在し、リハビリ工事が急務となっております。さらに、急激な人口増加と工業化の影響で、同王国では水需給が逼迫しており、今後も千億円規模の大型プラントのほか、地方都市における中小規模の装置の建設も計画されています。伊藤忠商事とササクラはAPSを通じて引き続きリハビリ工事の受注及び新設プラントの受注を目指し、同ビジネスを通じてサウジアラビア国内での水の安定供給に貢献して参ります。

アルジュベール フェーズ2 C4 MSF海水淡水化プラント リハビリ プロジェクト概要

客 先

Saline Water Conversion Corporation

(サウジアラビア海水淡水化公団)
主契約者 Arabian Company and Sasakura for Water & Power(APS)
金 額 142百万サウジ・リヤル(38億円相当額)
工事概要

既存海水淡水化プラントのリハビリ(機能回復・延命)工事

(伝熱管取替え、蒸発器抽気構造改造、その他機器補修取替え)
工 期 32ヶ月(約3年)

アルジュベール フェーズ2 C4 MSF海水淡水化プラント概要

所 在 地 サウジアラビア王国アルジュベール(ガルフ湾岸沿側ダンマン市の北約85Km) 
タ イ プ 多段フラッシュ(MSF)型海水淡水化プラント 
造水能力 日産23,500m3 x 10系列(合計235,000m3/日) 
建設時期  1984年 
建 設  石川島播磨重工業株式会社「現㈱IHI」 

合弁事業の概要

会 社 名 Arabian Company and Sasakura for Water & Power(APS)
資 本 金 200万サウジ・リヤル(約5,500万円相当)
本 社 サウジアラビア王国リヤド市
株主構成

ACWA Holding 50%

株式会社ササクラ 35.1%

伊藤忠商事株式会社 14.9%