アルジェリア・ヒプロック社向け現代重工業建造LNG船を契約調印

2014年10月17日

伊藤忠商事株式会社(社長:岡藤正広、本社:東京都港区)は、現代重工業株式会社(韓国)と共に、アルジェリア炭化水素公社ソナトラックの海運子会社ヒプロック社向けの新造LNG船2隻プラスオプション1隻を受注致しました。伊藤忠商事は契約調印に至るまでの協力を行っており、且つ、本船引渡までの履行支援をする予定です。

10月9日にはアルジェリアのオランにて、ヒプロック、現代重工業、伊藤忠商事の関係者が列席のもと、新造船建造契約を調印、14日には契約調印のセレモニーが行われました。新造LNG船は17万立方㍍級、デュアル・フュ-エル・ディーゼル電気推進(DFDE)システムを採用している最新鋭船です。竣工は2016年末から2017年前半を予定しております。

  伊藤忠商事は同国独立2年後の1964年にアルジェ事務所を開設し、これまで20件を超える大型石油・ガス・化学プラント工事契約の履行をはじめとし、ガス田の開発・生産への参画、石油・ガス関連製品の輸出入と同国の石油・ガスセクターの発展に深く関わって参りました。海運・造船分野においても、日韓造船所との新造船取引の他、現在LNG船3隻をソナトラック社・ヒプロック社、(株)商船三井と共同保有し運航を行っております。

伊藤忠商事は、引き続き長年にわたるソナトラック社・ヒプロック社との良好な関係を更に深化、発展させると共に、アルジェリアでのビジネス参画を通して同国経済基盤の更なる発展に尽力します。同時に世界各国で重要性を増すLNG輸送を通して、安定したエネルギー供給に貢献していきます。

調印式

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(左よりSonatrach役員ユセフサチ氏、Hyprocゴムリ社長、現代重工パク常務、伊藤忠深野執行役員)