インドネシア/ガスインフラ資産保有操業会社 PT Triguna Internusa Pratama社への出資に合意

2015年3月23日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、インドネシアの天然ガス販売・輸送サービス会社PT Rukun Raharja Tbk社(インドネシア取引所上場・以下「Raja(ラジャ)社」)と、同社の99.98%子会社で天然ガス陸上パイプライン・コンプレッサーの建設・保有・操業サービスを提供しているPT Triguna Internusa Pratama社(以下「TIP(ティーアイピー)社」)の株式33%を12.5百万米ドルで取得することで合意しました。

TIP社はジャワ島西部やスマトラ島南部において陸上ガスパイプラインやコンプレッサーなどのガスインフラを保有・活用し、発電所や工業団地等にガスを供給しているガス販売会社向けにガスを安定的に輸送するサービスを提供しています。現在、更に東ジャワにおいても新たにガスパイプラインを敷設・建設中であり、質の高いインフラ資産の積み上げと事業範囲を順調に広げています。今後もインドネシア国内のガスインフラ案件の開発を積極的に行っていく方針です。

インドネシアは堅調な経済成長と人口増加に伴い国内の天然ガス需要が増加していますが、必要インフラが不足していることから、インドネシア政府は現在のガスパイプライン網(総延長:約11,000㎞)に追加で総延長約45,000㎞の新規ガスパイプラインの開発・敷設を計画しています。伊藤忠商事は、ガスインフラ市場で国営企業系を除く民間最大手のシェアを誇るRaja社と今後共同で案件開発を行っていき、同国のガスインフラビジネス機会を的確に捉えていくと同時に、長期安定収益が期待されるエネルギーインフラ分野での事業拡大を目指します。

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調印式(左:プラント・プロジェクト部 浅田部長、
右:BUDIMAN PARHUSIP社長)
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TIP社の持つガスパイプライン

Raja社 概要

会社名 PT Rukun Raharja Tbk (URL http://www.raja.co.id/[別ウインドウで開きます] )
代表者 President Director  BUDIMAN PARHUSIP
本社所在地 ジャカルタ、インドネシア
設立年月日 1993年
資本金 55.57百万ドル(2013年12月期)
売上高 137.18百万ドル(2013年12月期)