米国ニューヨーク州におけるガス火力発電事業への参画について
2016年10月14日
伊藤忠株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤 正広、以下「伊藤忠商事」)は、このたび、伊藤忠商事100%出資の米国子会社であるTyr Energy Inc.(本社:カンザス州オーバーランド・パーク、社長:横堀友生、以下「ティア・エナジー社」)を通じて、エナジー・キャピタル・パートナーズ社が米国・ニューヨーク州に保有するエンパイア発電所(以下「本発電所」)の権益50%を取得することで合意致しました。本発電所の権益については、関西電力株式会社(社長:岩根 茂樹、以下、「関西電力」)及び東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)と3社で権益100%を取得し、今後は両社と共同で事業経営を進めて参ります。
本発電所は、ニューヨーク州レンセラー市に位置する合計出力635MWのガスコンバインドサイクル方式の発電所で、2010年の営業運転開始以降順調に操業を続けています。北米においては、電力需要の増加と環境負荷の小さいガス火力電源の優位性の向上が見込まれ、同地域の電力安定供給に大きく貢献すると期待されています。
権益取得後は発電所の資産管理・運営業務を上記ティア・エナジー社が、運転・保守業務を同じく伊藤忠商事100%出資の米国子会社であるNAES Corporation(本社:米国・ワシントン州、以下「ネイス社」)が行います。
伊藤忠商事は、世界各地で発電事業の拡大に積極的に取り組んでおります。特に北米においては、ティア・エナジー社を通じ、全米で14ヶ所の発電所の運営に携わっております。 又、ネイス社を通じて発電所運転・保守のサービス事業も展開しており、全米を中心に全世界で130ヶ所以上、総計35,000MW以上の発電所の運転・保守を行っており、独立系としては世界最大手の規模で事業を展開しております。伊藤忠商事は引き続き発電事業とサービス事業の両輪で電力事業を多角的に展開し、更なる事業価値の向上を目指します。
エンパイア発電所における天然ガス火力発電事業の概要
発電所名称 | Empire(エンパイア)発電所 |
---|---|
事業会社名 | TTK Power, LLC |
所在地 | ニューヨーク州レンセラー市 |
資本構成 | 伊藤忠商事株式会社:50% 関西電力株式会社:25% 東京ガス株式会社:25% |
発電容量 | 635MW |
発電方式 | ガスコンバインドサイクル発電 |
燃料 | 天然ガス |
商業運転開始 | 2010年9月 |
|
発電所所在地
|