治療アプリのキュア・アップ社と資本業務提携
~モバイルヘルス市場に参入~
2018年3月15日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤 正広、以下「伊藤忠商事」)は、疾患治療用プログラム医療機器として「治療アプリ®※1」の研究開発を行う株式会社キュア・アップ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐竹 晃太、以下「キュア・アップ」) と資本業務提携致しました。
現在、ニコチン依存症や生活習慣病の治療において、患者が医師の元に通院した後、再度通院するまでの空白期間のフォローが不足することで治療が長期化したり、治療中断してしまう患者が多いという課題があります。また、多忙な患者に対して充分な治療期間を取れないことにより、一度治療を終えた後にも同じ症状を再発してしまう方も多くいます。
キュア・アップは、高度なソフトウェア技術と医学的エビデンスに基づいた疾患治療用プログラム医療機器の研究開発から製造まで行うMedTechベンチャーであり、病気を治療するアプリである「治療アプリ®」の開発に取り組んでいます。これまで未介入であった通院の間の空白期間に、指導員がアプリを通じて毎日サポートすることにより、治療効果の向上が期待されています。
第一弾としてニコチン依存症患者をターゲットとした「禁煙治療アプリ」を医療機関向けに開発中です。また、そのノウハウを用いて民間向けに開発した禁煙サポートアプリの「ascure(アスキュア)」は既に伊藤忠グループ数社で導入しているほか、健康支援サービスを展開する当社グループのウェルネス・コミュニケーションズ株式会社が販売支援しています。
更に非アルコール性脂肪肝炎など生活習慣に起因する疾患向けのアプリも順次開発しており、保険適用に向けた臨床開発をエイツーヘルスケア株式会社、株式会社ビーアイメディカルが適宜支援します。また、当社のネットワークを活用し、米国・アジアにおける海外展開も検討するなど、伊藤忠グループ全体でキュア・アップの支援に努めます。
伊藤忠商事は、今後も予防医療・ヘルスケア領域における先進的な技術、サービスを創造する企業への資本業務提携を通じ、日本の新しい医療サービスの一翼を担うと共に、自社のグローバルネットワークを活かして、日本発のテクノロジーやサービスを世界に広めてまいります。
- ※1「治療アプリ®」は株式会社キュア・アップの登録商標です。
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株式会社キュア・アップ
所在地 | 東京都中央区日本橋小伝馬町12-5 小伝馬町YSビル4階 |
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代表 | 代表取締役社長 佐竹 晃太 |
設立 | 2014年7月31日 |
事業内容 | プログラム医療機器開発、PHR(パーソナルヘルスレコード)事業、モバイルヘルス関連サービス事業 |
URL | http://cureapp.co.jp/ |