ウイングアーク1st社と資本業務提携

データ活用支援事業への参入

2018年10月5日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木 善久、以下「伊藤忠商事」)はウイングアーク1st株式会社(代表取締役社長:田中 潤、本社:東京都港区、以下、「ウイングアーク」)との資本業務提携を締結し、データ活用支援事業へ参入いたします。

近年、様々な産業で「第4次産業革命」が進んでおり、データの分析・解析結果を活かした需要予測など企業でのデータの活用がビジネスの「次世代化」において重要になる一方、日本の企業は産業データを「既に積極的に活用している」企業は約16%に留まり(※1)、「収集データの利活用方法の欠如、費用対効果が不明瞭」と「データを取り扱う人材の不足」が課題となっております。

ウイングアーク は長年、データ活用のためのソフトウェアとサービスの提供を通じて企業における業務改革を支援しており、帳票ツール、データの集計・分析・可視化ツール其々の市場において日本国内のシェアNo.1(※2)の実績を有しています。また、現在はデータの集計・分析・可視化ツールを基盤とした「データエンパワーメント事業」を展開しており、小売業・製造業等の業界に特化したソリューションを提供しています。この様な事業を通じウイングアークは、簡単、且つ効果的に企業において働く方のパフォーマンスを最大化する支援を進めて参りました。

伊藤忠商事は、繊維、機械、食料など生活消費関連分野に強みを持っており、各業種においての事業ノウハウとウイングアークのデータ活用技術を組み合わせることにより、例えば工作機械ビジネス向けに機械の稼働データから効率的なライン稼働を自動制御するソリューションのような各業種別ソリューションを開発し、グループや取引先へ提供していきます。業種に特化しているため、ゼロからの構築と比較すると、導入が容易であり、高度なデータ分析等のノウハウが自社内になくともデータ活用を実現できます。

企業のデジタル化、データ活用を積極的に推進している伊藤忠商事は、今後も国内外の最新技術を活用した新たなサービスの展開を拡大してまいります。

  • 1 引用元:総務省発行「平成29年版 情報通信白書」
  • 2 引用元:株式会社ミック経済研究所「ミックITリポート2017年11月号 帳票設計・運用製品の市場動向」および株式会社アイ・ティ・アール「ITR MARKET VIEW:DBMS/BI市場2018」​データ分析/レポーティング市場:ベンダー別売上金額シェア(2016年度)

ウイングアーク1st株式会社 概要

会社名 ウイングアーク1st株式会社
所在地 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
代表者 代表取締役社長 田中 潤
従業員数 連結554名/単体 482名 (2018年3月1日現在)
事業内容 ソフトウェアの開発・販売、クラウドサービスの提供