CP(チャロン・ポカパン)系デベロッパーとの提携によるバンコクにおける不動産開発事業への参画

マグノリア・クオリティー・デベロップメント社とのパートナーシップ構築

2019年2月25日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木善久、以下「伊藤忠商事」)は、タイ王国の首都バンコクを拠点とする住宅・商業デベロッパーであるマグノリア・クオリティー・デベロップメント(本社:バンコク都クローントゥーイ区、Group CEO:Thippaporn Ahriyavraromp、以下「MQDC」)と、中長期的なパートナーシップを構築していくことで合意し、今後、建設・不動産分野における共同事業の推進を目的とした検討意向書を締結致しました。

バンコクは安定的な経済成長と中間所得層増加が続いており、また一方で鉄道網の整備が進んでおります。これらを背景として、広域からの人口流入が進んでおり、底堅い住宅需要から不動産マーケットは昨今のところ順調に推移しております。伊藤忠商事は、この旺盛な需要を取り込むべく、バンコクの現地企業MQDCとの不動産開発共同事業を行うことを決定致しました。

MQDCは、伊藤忠商事の戦略的資本・業務提携パートナーであるCP(チャロン・ポカパン)グループ創業者のタニン・チャラワノン一家が100%株主であり、CPグループのタニン会長兼CEOご息女のティパポン氏が代表を務めるタイ有数の不動産デベロッパーです。特にバンコク都心区における中~高級路線の住宅・商業開発を得意としております。

両社は、タイにおける不動産開発事業や不動産投資運用事業、及び親和性の高い関連事業での共同取組を追求し、事業展開を加速していく方針で合致しております。

まずは第一弾としてバンコクにおける分譲マンション開発事業(物件名:ウィズダム アソーク スクンビット)の参画を決定しました。本物件は、バンコク中心部に位置するベンジャキティ公園に隣接し、バンコクの高層ビル群を一望できる希少性高い立地となっております。総事業規模約330億円、伊藤忠グループ(※1)の投資額は25億円程度を予定しております。MQDCは高品質のモノづくりへの理解が深く、当社グループがこれまで培った住宅開発・マーケティングノウハウを提供しつつ、現地の商慣習に合わせ事業推進して参ります。

  • ※1伊藤忠グループとは、伊藤忠商事及び伊藤忠都市開発株式会社を指します。

完成予想図

建物概要

名称 Whizdom Asoke Sukhumvit(ウィズダム アソーク スクンビット)
建物規模 RC造地上39階建、553戸(予定)
敷地面積 約5,584㎡
延床面積 約67,000㎡(予定)

MQDC概要

会 社 名 Magnolia Quality Development Corporation Limited
代 表 者 Thippaporn Ahriyavraromp
設   立 Thippaporn Ahriyavraromp
所   在 695 Sukhumvit 50, Prakanong, Klongtoey, Bangkok 10260, Thailand