ウイングアーク1st株式会社への戦略的事業投資について
データ活用支援事業への本格参入
2019年12月23日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木 善久、以下「伊藤忠商事」)と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)の2社は、共同で設立したIW.DXパートナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:堀内 真人、出資比率:伊藤忠商事:66.6%、CTC:33.4%、以下「IW.DXパートナーズ」)を通じて、企業のデータ活用を支えるソフトウェア・サービスを提供するウイングアーク1st株式会社(代表取締役社長:田中 潤、本社:東京都港区、以下「ウイングアーク」)の発行済株式の24.5%を取得いたしました。
現在、AI、ビッグデータ等の技術革新により、様々な産業で「第4次産業革命」が進んでおります。産業構造や企業組織、働き方等が大きく変化する中で、企業による意思決定やサービス改善のスピードアップが急速に求められており、企業が保有するデータの活用に対する重要性が高まっております。
こうした背景から、企業のデータ分析への投資が拡大しております。世界のデータ分析プラットフォームの売上規模は2019年に1,891億ドルに達するといわれ、2022年には2,743億ドルになると予測されております(※1)。国内においても、2023年には市場規模が4,000億円を突破するといわれ、データ分析のソリューションを提供する企業は急成長しております。
ウイングアークは、長年、企業のデータ活用を支えるソフトウェアやサービスを提供している業界のパイオニアです。2万社を超える企業の業務改革を支援しており、帳票ツール、データの集計・分析・可視化ツール、それぞれの市場において日本国内のシェアNo.1(※2)の実績を有しています。加えて、ウイングアークは「データの価値を最大化し、ビジネスにイノベーションを起こすことで世の中を変革させ、新しい未来を作っていく」という考えのもと、各業種のデジタル化のニーズに応えるソリューションを提供しています。
伊藤忠商事は2018年9月にウイングアークと資本業務提携を実施し、データ活用支援事業へ参入いたしました。伊藤忠商事の各業界においての事業ノウハウとウイングアークのデータ活用技術を組み合わせることにより、業種別ソリューションの開発に取り組み、企業のデジタル化を支援するデジタルトランスフォーメーション(DX)事業に注力してまいりました。
今回、IW.DXパートナーズ株式会社を通じてウイングアークへ追加出資することで、伊藤忠商事が推進するDX事業をさらに加速させ、新たな事業領域の拡大を目指して参ります。
また、CTCは、ビッグデータやAIなどのデータ分析関連のシステム構築で培ったノウハウをベースに、ウイングアーク及び伊藤忠商事と共同でDX事業に取り組んでまいります。
- ※1IDCに基づく
- ※2株式会社ミック経済研究所「帳票設計・運用製品の競合調査2019年度版」(帳票運用製品ベンダー別出荷金額推移)。株式会社アイ・ティ・アール「ITR MARKET VIEW:DBMS/BI市場2018」データ分析/レポーティング市場:ベンダー別売上金額推移およびシェア(2016年度)。
ウイングアーク社概要
会社名 | ウイングアーク1st株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー |
代表者 | 代表取締役社長 田中 潤 |
従業員数 | 連結 607名/単体 522名 (2019年2月1日現在) |
事業内容 | ソフトウェアの開発・販売、クラウドサービスの提供 |
URL | https://www.wingarc.com/ |