医療従事者向けの医薬品情報サイト「ヤクジエン」の開設について
2020年2月13日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木善久、以下「伊藤忠商事」)は、医療従事者専用SNSに特化した医薬品情報サイト「ヤクジエン」の開設およびサービス提供を開始致しました。
高齢化が急速に進む日本において、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい人生を全うできる社会を目指す為に、厚労省は医療・介護・生活支援などのサービスを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。医療においては、自宅で療養する在宅医療へのシフトが進んでおり、2025年には在宅医療を受ける人が100万人を超えるとされております※1。
一方、在宅医療は、一人の患者に対して、拠点の異なる医師、薬剤師、看護師、ケアマネージャー等といった多職種における医療従事者が携わる為、患者のあらゆる情報の相互共有が不可欠です。特に患者の服薬する医薬品情報の正確かつ効率的な情報共有は、複数の担当医師間や薬剤師との共有にとどまらず、看護師、ケアマネージャーなど、在宅で患者と向き合う機会の多い従事者との共有の面でも重要性が高まってきております。
伊藤忠商事は、国内最大規模の医療専用SNSであるメディカルケアステーション※2(以下「MCS」)と連携した国内で唯一の医療従事者向け医薬品情報サイト「ヤクジエン」※3を開設致しました。ヤクジエンは、国内で利用されている2万超の医療用医薬品の情報および副作用情報等が記載された医薬品の添付文書を常に最新情報で掲載し、MCS内の各患者が服薬している医薬品情報ページと連携しております。また、各医薬品ページは読みやすい文書で構成しており、医師や薬剤師以外の従事者にも共有しやすくなっております。
加えて、ヤクジエンは製薬企業等の情報提供もサポートすることで、医療従事者の情報ニーズと企業の情報提供を満たすプラットフォームとしてサービス拡充を図って参ります。
伊藤忠商事は、中期経営計画「Brand-new Deal 2020 いざ、次世代商人へ」の中で、「新技術を活用したビジネスモデルの進化」を掲げており、本取り組みはこれらに合致するものです。今後も、伊藤忠商事は、ヘルスケア領域を注力分野と位置づけ、より良い医療が提供される社会に貢献するよう、積極的な事業展開を進めてまいります。
- ※1地域医療構想に関するワーキンググループ ・ 在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ 合同会議資料に基づく。
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※2メディカルケアステーション(MCS)
国内最大規模の医療介護専用SNS。病院・クリニック・薬局・介護施設などで働く医療介護者の多職種連携や、患者・家族とのコミュニケーションツールとして、全国200以上の医師会をはじめ全国の医療介護の現場で10万人以上に活用されている。
・MCSの紹介: https://www.medical-care.net/
・活用事例の紹介: https://post.medicalcare-station.com/
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※3ヤクジエン
医療従事者向けに対して医療用医薬品の添付文書等の情報を提供。医療従事者が現場で使用しやすい設計となっており、医薬品の検索・比較が容易に可能。監修者:若林 進先生(杏林大学医学部付属病院 薬剤部)。
https://www.yakujien.jp/
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