AKQA社との業務提携について

2020年3月5日

伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長COO:鈴木善久、本社:東京都港区、以下「伊藤忠商事」)は、企業のデジタルトランスフォーメーション※1(以下、DX)を推進するエージェンシーの最大手であるAKQA CORP(代表者:Ajaz Ahmed、本社:米国カリフォルニア州、以下「AKQA社」)と、国内企業向けDX推進事業における業務提携契約を締結致しました。

世界のDX関連の投資額は、2020年中に約1.25兆ドル(約137兆円)に到達すると言われています※2。日本においても2020年は約1.2兆円に達し、2030年には約2.4兆円になると予測されており※3、様々な産業において重要な施策として考えられるようになってきました。
一方、DXは企業の根本的な事業・経営課題と密接に関連している為、これまでのIT投資のようなシステムベンダーによる局所的な技術製品の導入だけでは不充分と言われております。従来のサービス・製品提供の手法やビジネスモデルを顧客視点で根本から見直し、デジタル時代に消費者・ユーザーにとって何が必要か、マーケット・インの発想を起点として課題を整理し戦略を立案することが、日本国内企業のDX推進においても求められてきております。

AKQA社は、航空、通信、自動車、流通小売等のあらゆる業界の主要企業に対してDX導入を促してきた業界最大手のデジタル・エージェンシーです。世界29拠点にてグローバルクライアント向けに、事業戦略立案から、サービス・プロダクト開発、組織・運用体制構築までワンストップで提供し、数多くの実績を上げております。その結果、主要調査会社から市場における世界のマーケットリーダーとして評価されております※4

伊藤忠商事は、今回のAKQA社との業務提携により、伊藤忠商事が持つ国内外のネットワークと、AKQA社の強みであるDX推進におけるコンサルティング力を活かし、国内の顧客企業の課題を顧客起点から見直し、DX推進を支援してまいります。また、国内外での顧客のDX推進事業を同社及び伊藤忠商事のグループ会社と共にワンストップで展開して参ります。

伊藤忠商事は中期経営計画「Brand-new Deal 2020」にて、商いの次世代化として、生活消費分野のバリューチェーンの価値向上や新技術を活用したビジネスモデルの進化を推進しています。
DX関連では、2018年12月にデータマーケティング事業を展開するフリークアウト・ホールディングスと資本業務提携し、2019年12月にはデータマネジメント事業を展開するウイングアーク1st社に戦略的事業投資を実施いたしました。今回、デジタルコンサルティング事業に強みを持つAKQA社との協業を通じて、国内外の企業のDX推進をさらに加速させて参ります。

AKQA会社概要

1995年にイギリスのロンドンで創業。現在はWPPグループの一員として、2,200名の従業を抱え、世界29のスタジオで事業を展開。
企業のデジタルトランスフォーメーションを、独自のデザイン手法と技術力を複合的に用いて企業や組織における経営・事業課題の解決を支援。
ForresterやGartnerなど主要調査会社から過去複数年にわたりインダストリーリーダーとしての評価を獲得。

URL:https://www.akqa.com/

AKQA社が参画したプロジェクト例

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