DX推進におけるデータ活用機能の強化について

データ活用の専門集団ブレインパッド社との資本業務提携

2020年11月20日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木 善久、以下「伊藤忠商事」)は、データを活用したデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)支援のリーディングカンパニーである株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長:草野 隆史、以下「ブレインパッド」)と、DX推進に関する資本業務提携契約を締結致しました。

昨今、AI、IoT、ビッグデータ等の技術革新によってデジタル社会における産業構造変化や異業種融合が加速する中、行政のデジタル化の流れも後押しとなり、多くの産業でDXへの注目度が高まっております。その一方で、ビジネス変革に主眼をおいたDX推進は、システムベンダーによる製品やサービスの導入のみでは実現ができず、顧客接点で生じる膨大なデータを収集・分析して課題を整理し、マーケットインの発想で新たな顧客体験を実現した上で、その後も継続的にデータを活用することが不可欠です。

伊藤忠商事は、2018年より、データ活用の専門集団として国内で先行するブレインパッドとDX推進のためのデータ活用事例の創出とそのための基盤・体制構築に着手し、様々な事業分野において現場の課題解決のためのノウハウを共同で蓄積してまいりました。現在では、伊藤忠商事グループの各現場において、サプライチェーン関連のデータを活用した発注・在庫・物流の最適化や、店舗等の消費者接点の強化といったデータ活用の実用化が進んできております。

この度の資本業務提携により、伊藤忠商事はグループのDX化をより一層推進することに加え、伊藤忠商事グループが各業界で有する事業ノウハウとブレインパッドのデータ分析・活用ノウハウを結びつけ、グループ以外の様々な産業における顧客企業のDX化を促してまいります。
また、システム開発や運用に強みを持つ伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柘植 一郎)をはじめとしたDX関連のソリューションを提供するグループ企業各社とも連携し、各種データを活用した既存事業の拡大や、新規事業創出を推進するとともに、伊藤忠商事グループ、ブレインパッドの相互人材交流を通じて、データ活用機能の更なる強化を図ってまいります。

これまで伊藤忠商事は、DX関連の取組みとして、2019年12月にデータマネジメント事業を展開するウイングアーク1st社を持分法適用会社化し、2020年3月には、デジタルコンサルティング事業に強みを持つAKQA社との協業を開始しております。今回のブレインパッドとの資本業務提携を通じてDX推進体制の強化を図り、データ活用による事業機会の創出を一段と加速するとともに、日本におけるデジタル社会の早期実現に貢献してまいります。

ブレインパッド 会社概要

会社名 株式会社ブレインパッド
所在地 東京都港区白金台3-2-10 白金台ビル
代表者 代表取締役社長 草野 隆史
従業員数 383名 (連結、2020年9月30日現在)
事業内容 企業の経営改善を支援するビッグデータ活用サービス、デジタルマーケティングサービス
URL https://www.brainpad.co.jp