宮崎県日向市におけるバイオマス発電事業について
2021年4月15日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、社長COO:石井敬太、以下「伊藤忠商事」)は、大阪ガス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:藤原正隆、以下「大阪ガス」)、東京センチュリー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野上誠、以下「東京センチュリー」)、株式会社東京エネシス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:熊谷努、以下「東京エネシス」)と、4社の共同出資による事業運営会社「日向バイオマス発電株式会社」を設立し、宮崎県日向市の細島工業団地内において、バイオマス発電所を建設することを決定いたしました。
本事業では、伊藤忠商事が木質ペレット、大阪ガスグループの株式会社グリーンパワーフュエル(以下「GPF」)が国産木質チップの長期供給を行います。また、東京エネシスが運転・保守、大阪ガス100%子会社であるDaigasガスアンドパワーソリューション株式会社(以下「DGPS」)および東京エネシスがオーナーズエンジニアリング業務を担当します。
なお、発電所の建設および運転に要する資金の一部はプロジェクトファイナンスにより調達します。
宮崎県日向市には大規模公共港湾である細島港が所在しており、地元パートナーと共に本港を活用した効率的な燃料輸送体制を構築すると共に、各社のバイオマス発電に関する知見を組み合わせることで、長期安定的な事業運営を目指して参ります。
伊藤忠商事は、中期経営計画の基本方針のひとつに『「SDGs」への貢献・取組強化』を掲げ、再生可能エネルギー関連ビジネスに積極的に取り組んでいます。メガソーラー、自家消費型太陽光発電システム、バイオマス発電および燃料供給、風力発電等の事業の開発・運営に加えて、再生可能エネルギー供給安定化において重要な役割を持つ蓄電池を活用した次世代電力ソリューションの開発を推進しています。
会社・事業概要
会社名 | 日向バイオマス発電株式会社 |
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出資比率 | 伊藤忠商事 35%*、大阪ガス 35%、 東京センチュリー 25%、東京エネシス 5% |
所在地 | 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 |
事業内容 | 電気等供給事業 |
建設予定地 | 宮崎県日向市細島工業団地内 |
発電容量 | 50MW |
使用燃料 | 輸入木質ペレット、国産木質チップ、他 |
施工取りまとめ | 三菱パワー株式会社 |
運転・保守会社 | 東京エネシス |
燃料供給 | 伊藤忠商事、GPF |
国内物流 | 八興運輸 |
オーナーズエンジニアリング | DGPS、東京エネシス |
運転開始 | 2024年11月(予定) |
- *伊藤忠商事100%子会社「青山ソーラー株式会社」経由
建設予定地
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