女性活躍推進委員会の新設について

2021年9月3日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井敬太、以下「当社」)は、本日開催した取締役会において、取締役会の任意諮問委員会の一つとして女性活躍推進委員会を設置することを決議しましたのでご連絡します。

1.女性活躍推進委員会設置の趣旨・委員構成等

改訂版コーポレートガバナンス・コード等により「人材の多様化」に対する社会的な要請が一層高まる中、喫緊の課題である「女性の活躍支援」を加速化させ、多様な人材が活躍できる社内風土を醸成することは、企業価値の拡大のみならず、「SDGs(ジェンダー平等)への貢献」にも寄与するものと考えます。
本委員会は、以下の通り、社外取締役を委員長とし、社外取締役2名、社外監査役1名、社内取締役1名、社内監査役1名及び当社初の女性生え抜き執行役員である人事・総務部長の計6名で構成しております。なお、委員の半数にあたる3名を女性とし、加えて本委員会の委員長には村木社外取締役を任命し、これまでのキャリアや知見を踏まえた新しい視点を通じて委員会の更なる活性化を期待するものです。

女性活躍推進委員会委員構成(2021年10月1日)

委員長:社外取締役 村木 厚子
委員 :社外取締役 中森 真紀子
委員 :社外監査役 菊池 眞澄
委員 :取締役(CAO) 小林 文彦
委員 :常勤監査役 土橋 修三郎
委員 :執行役員人事・総務部長 的場 佳子

2.これまでの取組みと今後の方向性

当社はかねてより、企業の持続的発展のためには「組織としての多様性が不可欠」との認識の下、女性社員の活躍推進に向け、2003年には人材多様化推進計画を掲げ、他社に先駆け女性社員を含む多様な人材の数の拡大、定着に向けた制度の拡充を進めてきました。また、2010年度以降は、女性に限らず、全ての社員に健康でモチベーション高く働くことにより労働生産性を高めるという「働き方改革」の下に、朝型勤務やがんと仕事の両立支援策等の改革に取り組んできました。その結果、女性にも働きやすい職場環境の整備にも繋がっています。
一方、新卒採用数を拡大した2000年代以降入社の女性総合職が役職候補となり得る局面を迎える等、 重要なステージに入ってきています。本委員会の設置を通じ、これまでの当社取組みや現状の課題に新たな視点を加え、一層の女性活躍を後押しする現実的な施策や運用等の協議を行う方針です。
これにより、多様な価値観が尊重され、全ての社員が能力を最大限発揮できる「厳しくとも働きがいのある」企業風土の醸成を目指していきます。