東南アジア最大の医師向けプラットフォームを運営するDocquity社の持分法適用会社化について

2022年9月5日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、東南アジア最大の医師向けプラットフォームを運営するDOCQUITY HOLDINGS PTE. LTD.(本社:シンガポール、CEO:Indranil Roychowdhury、以下「ドクイティ」)に32百万米ドルを追加出資し、持分法適用会社化いたしました。

近年、東南アジアにおける医療・ヘルスケア分野のデジタル化が加速しており、国を超えた医師同士の知見共有や、製薬企業から医師への医薬情報提供において、オンラインの活用が急激に浸透しております。医師向けプラットフォーム等を活用した製薬企業向けのデジタルマーケティング支援の東南アジアの市場規模は、2022年の約150億円から、今後年平均成長率約25%で急成長していく見込みです。 1

ドクイティは、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムを中心に総会員数約30 万人(東南アジアの医師数全体の約7割に相当)を有する、東南アジア最大の医師向けプラットフォームへ成長しました。
利用する医師は、ドクイティのアプリを通じて、最新の医療情報の取得や、国を超えた医師同士の臨床経験の共有、意見交換ができることに加え、250以上の学会と連携したアプリ上の教育コンテンツを通じて、各学会単位を取得することが可能です。さらに、製薬企業を中心とした医薬関連企業のデジタルマーケティング支援として、アプリ内に各企業の専用チャネルを開設し、製品や疾患等の情報を医師へ提供する事業も拡大しております。

伊藤忠商事は2019年2月にドクイティと資本・業務提携を開始して以来、同社の事業成長を支援してまいりました。今回の持分法適用会社化に伴い、伊藤忠グループが有する国内外のネットワークを活用して、ドクイティの医薬品・医療機器マーケティング事業の更なる成長を支援し、同社の事業拡大に貢献してまいります。また、ドクイティの医師向けプラットフォームを活用して、医師/医療機関向けの新たなデジタルサービスを展開する等、医療・ヘルスケアDX事業を推進してまいります。

伊藤忠商事は、中期経営計画の基本方針として「『マーケットイン』による事業変革」を掲げており、本取組はこれに合致するものです。今後も伊藤忠商事は医療ヘルスケア領域を注力分野と位置付け、患者や医療従事者、医療機関のニーズに応える新規サービスを企画・開発し、より良い医療が提供される社会に貢献するよう、積極的な事業展開を進めてまいります。

  • 伊藤忠商事及びコンサルティングファーム調べ

Docquityのアプリイメージ

写真:医師が診断しているイラストと肺や心臓のイラスト

DOCQUITY HOLDINGS PTE. LTD.

所在地 シンガポール(本社)、インド(技術拠点)
代表 Indranil Roychowdhury
設立 2017年2月 (2013年創業)
事業内容 医師向けプラットフォーム運営事業
URL https://docquity.com/