米国・テキサス州における新設風力発電所への出資について

2023年2月15日

伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長COO:石井 敬太、本社:東京都港区、以下「伊藤忠商事」)は、北米大手投資ファンドのフェンゲート・アセットマネジメント社(本社:トロント及びヒューストン、以下「フェンゲート社」)との間で、フェンゲート社が米国・テキサス州で建設中の総発電容量160MWのプレイリー・スイッチ風力発電所(以下「本プロジェクト」)に出資することで合意しました。

本プロジェクトは、米国屈指の好風況地帯であるテキサス州(ヒューストン近郊)で開発が進められてきたもので、米国大手IT企業であるメタ・プラットフォームズ社と長期のコーポレートPPA(売電契約)を締結、単機容量3.4MWのGE社製風力発電機48基で構成される計160MWの風力発電所から再生可能エネルギーを供給します。2023年末の商業運転開始を予定しており、テキサス州での電力販売業務は、伊藤忠商事の子会社であるTyr Energy, Inc.(本社:米国カンザス州、以下「Tyr」)とNAES Corporation(本社:米国ワシントン州、以下「NAES」)が共同で行います。伊藤忠商事は本プロジェクトの為に新たに設立する子会社を通じて、フェンゲート社並びにGEエナジー・フィナンシャル・サービス(GE EFS)社と共に出資・参画します。

これまでに伊藤忠商事は、北米において子会社のTyrを通じ6件の風力発電所に参画、30ヶ所以上の発電所の運営や開発に携わってまいりました。また、再生可能エネルギーの開発会社であるTyr Energy Development Renewables, LLC (本社:米国カンザス州)を通じて、太陽光発電所を中心に約2GWの再生可能エネルギーを開発中の他、同じく子会社で世界最大の独立系発電所運転・保守サービス会社であるNAESの知見も活用し、北米における再生可能エネルギービジネスの拡大を目指しています。
伊藤忠商事は、ESG先進企業として脱炭素社会・持続可能な地域社会の実現、地球環境への負荷軽減に向けて、今後も貢献してまいります。