「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」の日本・韓国小売分野におけるブランディング強化について

2023年12月4日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、保有ブランドである「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」の日本・韓国それぞれの既存パートナーと新たな契約を締結しました。日本では、株式会社ベイクルーズ(本社:東京都渋谷区、取締役CEO:杉村 茂、以下、「ベイクルーズ」)とアパレルに関するライセンス契約及びブランドストア展開に関する独占契約を締結。韓国では、Wonderplace Company Limited(本社:韓国ソウル市、Chairman / CEO:Younghan Kim、以下「Wonderplace」)の転換社債を引き受けました。ブランド創設50周年を機に、アジアのファッショントレンドの発信地である日本および韓国の有力パートナーと、小売分野におけるブランディングを一層強化し、ブランド価値向上を図ります。

「アウトドアプロダクツ」は、1973年に米国ロサンゼルスでアウトドアブランドとして誕生しました。頑丈なコーデュラ®ナイロン生地を使用した、「デイパックの代名詞」とも言われる“452”モデルは、シンプルで軽量かつ丈夫な作りで全米の若者たちの心を掴み、瞬く間にデイパックのスタンダードとしての地位を築き上げました。現在ではバッグに加え、カジュアルウェア、アンダーウェア、シューズ、時計、ステーショナリーなどの日用品を幅広く展開するトータルライフスタイルブランドとして、世界60カ国以上で愛されています。

伊藤忠商事は、2012年11月に「アウトドアプロダクツ」の日本・韓国・中国含む19地域における商標権を取得しました。現在では、アジア18地域を含む33地域に幅を拡げ、日本・アジアを中心に展開しています。ブランド50周年となる今年は、アジアでの更なる成長を睨み、中国市場におけるパートナーである香港PPW Sports & Entertainment (HK) Limited.との資本業務提携や、バングラデシュでの販売開始を発表するなど、着実にアジアでのビジネス基盤を拡大しています。

この度、日本においては、セレクトショップ大手のベイクルーズとアパレルに関する新たなライセンス契約及びブランドストア運営・販売の独占契約を締結しました。アパレルおよびブランドストアの全体ディレクションにセレクトショップ「Shinzone」を立ち上げた染谷真太郎氏を迎え、50年前から変わらない「アウトドア愛好家に好まれる日用品」をキーワードに、シンプルかつスタンダードで、人々の日常を支えるアパレル・日用品のコレクションを追求していきます。2024年春夏シーズンより、ファッション感度の高い層をターゲットに、ブランドのフラッグシップストアに加えて、駅ビル、ショッピングモール業態を中心に出店を開始します。

また、韓国では、2011年創業のカジュアルファッション小売企業であるWonderplaceの転換社債を引き受けました。Wonderplaceは、韓国国内で約60店舗ものセレクトショップを運営しており、2017年からは「アウトドアプロダクツ」の韓国市場におけるマスターライセンシーとして、約20店舗のブランドストアを運営しています。今後は、「アウトドアプロダクツ」のブランドストア出店やマーケティングに積極的な投資を進めていきます。

伊藤忠商事は、「アウトドアプロダクツ」の展開にあたり、ファッショントレンドの発信地である日本・韓国市場での小売分野におけるブランディング強化を通じて、日本・韓国含むアジア全域でのビジネス拡大を一層進めることにより、5年後に小売上代ベース500億円の売上を目指します。

写真:みんなの背中にそっと、ずっとのポスター

写真:デイパック