米国・ノースダコタ州における新設風力発電所への出資について

2025年1月27日

伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長COO:石井 敬太、本社:東京都港区、以下「伊藤忠商事」)は、再生可能エネルギーの米国開発企業Apex Clean Energy社(本社:米国バージニア州)と、米国・ノースダコタ州で建設中のボウマン風力発電所(発電容量208MW、以下「本プロジェクト」)に出資することで合意しました。

本プロジェクトは、米国屈指の好風況地帯であるノースダコタ州に開発され、大学等の高等教育機関や医療機関の他、公共団体や非営利組織など計8者とコーポレートPPA(売電契約)を締結し、米国10万世帯分の発電量に相当する計208MWの再生可能エネルギーを供給します。2025年末に商業運転開始を予定しており、電力販売業務は、当社100%子会社であるTyr Energy, Inc.(以下「Tyr」)とNAES Corporation (以下「NAES」)が共同で行います。伊藤忠商事では北米電力事業全体で税後利益300億円を目標に各施策を加速しており、本プロジェクトへの投資もその一環となります。

伊藤忠商事は、これまで20年以上北米においてTyrを通じ、8件の風力発電所を含む計30ヶ所以上の発電所に投資、2023年にはTyrがGeneral Partner (GP)として運営する北米再生可能エネルギーを対象としたファンドを設立し、国内を中心とした機関投資家に優良な投資機会を提供しています。また、Tyrの100%子会社で再生可能エネルギーの開発会社であるTyr Energy Development Renewables社は、太陽光発電所を中心に約5GWの再生可能エネルギー発電資産を開発中です。また世界最大の独立系発電所運転・保守サービス会社であるNAESの知見も活用し、グループ全体で再生可能エネルギービジネスを拡大してまいります。

伊藤忠商事は、経営方針「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」を掲げ、市場・社会・生活者等のあらゆるステークホルダーの声に耳を傾けながら、「SDGsへの貢献・取組強化」を推進しています。今後も再生可能エネルギー事業を推進し、脱炭素社会・持続可能な地域社会の実現に向け貢献します。

米国における当社の再生可能エネルギー事業ポートフォリオ