女子寮新設について
2025年3月3日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太)は、現在首都圏二か所に分散している当社女子寮を統合の上で新たな女子寮を新設し、本日竣工式を執り行いました。木築の新構法を採用し、西松建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細川 雅一、以下「西松建設」)が設計施工を行いました※1。社内人脈形成や人材育成の場として女子寮を活用し、当社の更なる企業価値向上を目指してまいります。
新設目的
「ひとつ屋根の下」のコンセプトのもと、社内人脈形成や人材育成の場として、年代や部署を越えたタテ/ヨコ/ナナメのコミュニケーションの深化を目的としていることが特徴です。そのため、コミュニケーションを促進する取組として、コミュニケーションスペース(リラックスラウンジ、オープンテラス)やシェアキッチン等が共用部分に施されています。また、健康経営推進の観点※2から、睡眠の質の向上を促す寝具を導入しました。これらの取組を通じて、当社でキャリアをスタートする社員が最大限仕事に集中できる環境を整備しました。
建物概要
女子寮は、居住用の寄宿舎棟と交流用の共用棟から成る二棟構成です。寄宿舎棟には、西松建設等が共同開発した新構法「P&UA構法」が、実際の建築物の構法として初めて採用されました。柱、梁、耐震壁等の構造フレーム(接合部を除く)の大部分を木造化し、CO2排出量を鉄骨造と比べ458トン削減する等、脱炭素の観点から環境にやさしい建物となっています。木造ながら鉄骨、鉄筋コンクリート造同様の耐火性能を有し、安心・安全を確保しています。寄宿舎棟は、住宅・建築物の木造化に係る先導的な技術の普及啓発に寄与するものとして、「令和5年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」にも採択されています。共用棟においても木造を採用し、木のぬくもりを感じることができる空間です。
敷地面積 | 1,169㎡(351坪) |
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構造 | 木造一部鉄骨造(木材はスギ・ヒノキ等の国産材を使用)※1 |
延床面積 | 寄宿舎棟:2,163㎡(654坪) 共用棟:199㎡(60坪) |
階数 | 寄宿舎棟:地上5階 共用棟:地上1階 |
戸数 | 97戸 |
協力企業の製品・サービス導入例
社名 | 内容 | 適用範囲 | 注釈 |
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西松建設株式会社 | 建物施工(新構法「P&UA構法」)・設計 | 建物全体 | ※1 |
西川株式会社 | アプリ連携高精度センシングマットレスの導入 | 居室 | ※3 |
日本電気株式会社(NEC) | 顔認証技術を活用した入退管理サービスの導入 | エントランス | ※4 |
竣工式 テープカット |
木造建築の住まい |
共用棟 |
居室 |
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※1西松建設株式会社 プレスリリース
中大規模木造建築物のプロジェクトが竣工 -
※2健康経営銘柄について
「健康経営銘柄2024」に選定 -
※3西川株式会社 プレスリリース
眠りを高精度に可視化する[エアーコネクテッド]SXマットレスを伊藤忠商事の新女子寮全室に導入! -
※4日本電気株式会社(NEC) プレスリリース
NEC、伊藤忠商事が新設する社員寮に顔認証技術を活用した「次世代マンションサービス」を導入