GPIFの国内株式運用機関が選ぶ「優れた統合報告書」に最多得票で選出、更に「第4回日経統合報告書アワード」において「準グランプリ」を受賞
2025年3月12日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太)は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の国内株式運用機関が選ぶ「優れた統合報告書」に8年連続で選出されました。3年連続で最多得票の選出となり、極めて高い評価を獲得しました。
また、「第4回日経統合報告書アワード」において2年連続で「準グランプリ」を受賞しました。
「優れた統合報告書」として評価いただいた運用機関のコメントは、以下の通りです。
・事業の投資基準と撤退基準が明記されている。ROE、利益成長、還元の3変数のマトリックスを意識した経営の説明も秀逸である。
・企業価値向上・資本コスト低減が大きく掲げられ、他社にありがちなお仕着せの価値創造ストーリーもない。経営トップ・取締役会・現場の社員全員が企業価値向上に取り組んでいることがよくわかる。
・財務・非財務の分析が充実しており、CxOメッセージからはそれぞれの機能・実効性と熱意が感じられる。また、総合商社として多様な事業に携わる中で、それぞれの事業に関連性の高いリスク・機会の分析、およびそれに対する事業投資の考え方が詳細に記載されている点を評価。
・CEOによるトップメッセージで「企業価値」と「マーケットイン」「投資なくして成長なし」など、経営の全体像を明確に示し、各オフィサー(COO、CFO、CSO、CXO)がそれぞれの担当領域における成長を語る点が印象的であった。さらに CFO メッセージでは総還元性向 40%や ROE15%等の具体的なイメージや成長率を開示した点は評価できる。
・投資家に向けたメッセージ性が強い構成。PDCAが確認でき、さらに、毎年フォーカスしたい項目を選定、デフォルメして説明している様は投資家にとってインパクトがあり、高く評価できる。
・中期計画の開示内容の見直しに合わせて将来像を示すメッセージ性をより明確化。記載内容も簡潔かつ図表とのバランスも良くてとても読みやすい。
・CEOの考えが明確に伝わってくる。また、商社にとって重要である事業投資後のバリューアップの仕方や各案件の成果についての開示を今回行い、将来の再現性に期待が持てるようにしたことを評価。
・伊藤忠商事の年次統合レポートは、同社の事業概要を明確かつ簡潔に説明している。この統合レポートは、現在の中期経営計画の進捗状況に加え、過去の経営計画の進捗状況についても詳細な内訳を示している。特に、主要なグループ会社ごとの業績の内訳を簡潔に説明しており、役立つ情報を提供している。
また、当社は、事業会社、財務アナリスト、投資家、さらに官公庁や大学等の研究者から構成されているWICIジャパン統合リポート・アウォード2024においても、5年連続となる「Gold Award(優秀企業賞)」を受賞、更に「Gold Award」の中で唯一となる「The Best Gold Award」を2年連続受賞しております。
当社は、今後も統合レポートの一層の改善に努め、投資家を中心としたステークホルダーの皆様に有益な財務・非財務情報を発信してまいります。
【参考】
■当社統合レポート2024(2024年3月期)
http://www.itochu.co.jp/ja/ir/doc/annual_report/
■GPIFの国内株式運用機関が選ぶ「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」
https://www.gpif.go.jp/esg-stw/20250311_integration_report.pdf
■日経統合報告書アワード(審査結果については3月下旬に公開予定)
https://adnet.nikkei.co.jp/a/nira/
■WICI ジャパン「WICI ジャパン 統合リポート・アウォード 2024」審査結果
https://wici-global.com/index_ja/2024/12/02/4534/