マーケティング課題の可視化・改善支援ソリューションの開発及び展開について
IT・デジタルを活用した伊藤忠グループの「マーケットインの発想」の深化
2025年3月27日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、当社及びグループ企業の「マーケットインの発想」の深化とマーケティング活動の効率化を目指し、データに基づいて企業のマーケティングにおける課題発見から改善実現までを一気通貫で支援するDXソリューションを開発し、グループ企業への提供を開始しました。
伊藤忠商事は、経営方針として「利は川下にあり」を掲げ※1、複雑かつ多様化する世間・買い手・売り手のニーズを汲み取り、より深い顧客理解の視点を意識した「マーケットインでの事業変革」を進めています。2018年に全社統合データ基盤(Data Lake)を構築後、データ分析専門組織「BICC※2」を設立し、社内の営業活動に関するデータだけでなく、市況や地理情報、消費者アンケートやSNS等の社外のデータを複合的に分析・活用し、営業から管理部門に至る全社員の「マーケティング力」に磨きをかけ、商いの創造に取組んでまいりました。
今般、伊藤忠グループ全体のマーケティング力を強化し、持続的な成長を支える「マーケットインの発想」の深化を目的として、「マーケティング 視る・解く・回すサービス」(通称:「MKT"み・と・ま”サービス」)の提供を開始します。当社グループ企業が抱えるマーケティング領域の課題において、戦略・施策の立案および実行プロセスを、社内外のデータ活用状況と合わせて総合的にアセスメントし、より効果的かつ効率的なマーケティング活動に向けた改善策を提案します。
当サービスでは、マーケティング領域の課題を約1ヵ月で診断・特定し、企業の状況に応じたデータ整備や業務改善を提案・支援します。総本社組織※3であるIT・デジタル戦略部が、中立性の高い独自のアセスメントを内製化チームで提供します。課題の診断・特定後は、当社のデジタル事業群である、株式会社ブレインパッドや伊藤忠インタラクティブ株式会社等とも連携しシームレスな改善支援を実施いたします。また、改善後も定期的な診断や自走化支援を行い、データドリブンなマーケティングの実現を目指します。
伊藤忠商事は、マーケットイン発想力の強化を通じて、消費者接点の強化と商流の効率化を両立させ、当社グループの企業価値の更なる向上を追求してまいります。
- ※1当社経営方針・経営計画(https://www.itochu.co.jp/ja/about/plan/index.html )
- ※2データ分析と活用支援を専門に行う内製化組織「BICC(Business Intelligence Competency Center)」を指す。
- ※3全社横断的な管理部門として、伊藤忠グループ全体の業務推進をバックアップする職能(管理)組織。
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