伊藤忠テクノロジーベンチャーズ6号ファンドの組成完了について
2025年3月31日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)の子会社でベンチャーキャピタル事業を行う伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山領 雄、以下「ITV」)は、「テクノロジーベンチャーズ6号投資事業有限責任組合」(以下、「6号ファンド」)の組成を完了しました。ファンドサイズは、過去最大規模となる161億円となります。また、伊藤忠商事は、6号ファンドに出資約束金総額の約6分の1となる25億円を出資致します。
昨今、生成AIをはじめとしたテクノロジーの進歩が著しく、人工知能(AI)、ヘルスケア、脱炭素、宇宙関連等の分野のスタートアップに対する注目が高まっております。また、事業会社やコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)※がこれらのIT・ディープテック領域へ積極的に投資しており、スタートアップとの連携が進展しています。今後も、大企業とスタートアップがそれぞれの強みを活かしながら、新たな価値を創造するオープンイノベーションのさらなる推進が期待されています。
ITVは、伊藤忠商事の1980年代から続くシリコンバレーを中心とした有力ベンチャーキャピタルとのネットワークやノウハウを活かし、2000年に設立されました。「新産業を創出し、社会に進化をもたらす」というビジョンのもと、アーリーステージを中心としたスタートアップに対して積極的に投資を進めており、2000年設立の1号ファンドから2019 年設立の5号ファンドまでで、運用総額累計390億円を超え、累計投資先社数は180社超となっております。また、これまでに株式会社メルカリ、ラクスル株式会社、株式会社VRAIN Solution、SentinelOne, Inc.等、多数の有力上場企業を輩出しております。
加えて、伊藤忠グループのあらゆる事業分野や国内外のネットワークを活かしたスタートアップの事業拡大支援に強みを持つ一方、25年に亘るグループにとらわれない独立したベンチャーキャピタル事業としての知見や実績を有しており、業界でも独自のポジショニングを築いております。
伊藤忠商事は、ITVを含めた広範囲な国内外のスタートアップとのネットワークを活かし、スタートアップへの出資および協業を行ってまいりました。最近では、複数のオープンソースモデルを掛け合わせて新たなAIモデルを開発するSakana AI株式会社や、従業員による事業承継を支援する米国スタートアップのTeamshares Inc.、メタバース空間上のバーチャルアイテムを企画・制作・販売する株式会社Vに出資しております。今後も、様々な事業領域においてスタートアップとの協業を推進し、各社の収益力向上及び経済全体の活性化に寄与することを目指してまいります。
- ※事業会社が自己資金でファンドを組成し、主に未上場の新興企業(ベンチャー企業)に出資や支援を行う活動組織のこと。
ITVについて
会社名 | 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 山領 雄 |
本社所在地 | 東京都港区北青山2-5-1 伊藤忠ビル4階 |
設立年月日 | 2000年7月25日 |
資本金 | 100百万円 |
従業員数 | 12名 |
URL | http://www.techv.co.jp/ |
本組合について
正式名称 | テクノロジーベンチャーズ6号投資事業有限責任組合 |
---|---|
根拠法 | 投資事業有限責任組合契約に関する法律 |
無限責任組合員 | 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、 テクノロジーベンチャーズ6号パートナー有限責任事業組合 |
有限責任組合員 | 伊藤忠商事株式会社、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、SMBC日興証券株式会社、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構、株式会社きらぼし銀行、株式会社滋賀銀行、信金中央金庫、住友不動産株式会社、西武信用金庫、株式会社東京スター銀行、東京センチュリー株式会社、独立行政法人中小企業基盤整備機構、株式会社ベルシステム24ホールディングス、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社りそな銀行(五十音順) |
出資約束金総額 | 161億円 |
本組合の投資支援先について
|