アダストリアとのカリマーインターナショナル株式共同取得について
2025年4月2日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、株式会社アダストリア(本部:東京都渋谷区、代表取締役社長:木村 治、以下「アダストリア」)と、英国アウトドアブランド「カリマー(KARRIMOR)」の日本事業を担うカリマーインターナショナル株式会社(以下、「カリマーインターナショナル」)の発行済株式を2025年3月31日に共同で取得しました。伊藤忠商事とアダストリアの二社による経営を進め、「カリマー」の伝統的な価値を尊重しながら、ライフスタイルブランドへの成長を目指します。
「カリマー」について
「カリマー」の歴史は、1946 年に英国の北西部・ランカシャー カウンティ(州)でサイクルバッグメーカーとして創業したことに遡ります。タフで機能的な製品に対する評判は、ほどなくしてクライマー(登山家)にも届くこととなり、クライマー向けのリュックサックを手がけるようになりました。
ブランドの語源は「carry more=もっと運べる」。「カリマー」のリュックサックは、登山、ハイキング、キャンプといったフィールドで求められる装備一式を負担なく運ぶことのできる堅牢性や優れた背負い心地、かつクライミングに対応する機能が盛り込まれ、クライマーの能力を最大限に引き出します。「カリマー」は現状に満足することなく、更に新たなフィールドへと可能性を拡げ、挑戦し続けています。
今後の展開
伊藤忠商事はアダストリアと共に、「カリマー」の伝統的な価値を尊重しながら、丈夫で機能的な商品の開発を更に進め、従来からの強みであるリュックサック販売を強化すると同時に、アパレルアイテムの拡充や店舗展開を推進し、ライフスタイルブランドへの成長を目指します。また、アダストリアが持つ商品企画力、ショッピングセンターやファッションビル等の商業施設とのネットワークと、1,900万人を超える会員基盤を活かしながら、日本市場での「カリマー」の販路・顧客層拡大、およびブランド認知度の向上を実現します。ゆくゆくは、カリマーインターナショナルを基盤に、「カリマー」のみならず複数のアウトドア・ライフスタイルブランドを取り扱うことで、同社の更なる成長を目指していきます。
伊藤忠商事は、経営方針「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」を掲げ、社会の変化に伴い多様化するニーズを捉え、より消費者に近い川下ビジネスを開拓・進化させて事業領域を拡大していきます。「マーケットインの発想」に加え、長年にわたりブランドビジネスにおいて培ってきた経験とノウハウを最大限に活用し、「カリマー」のライフスタイルブランドへの成長に取り組んでいきます。
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