スーパー大麦「バーリーマックス」の日本・台湾における商標権・独占販売権の取得について
2025年4月24日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、The Healthy Grain(本社:豪州メルボルン、CEO:Karlu Chu、以下「ヘルシー・グレイン社」)よりスーパー大麦「バーリーマックス」の日本と台湾における商標権・独占販売権を取得しました。伊藤忠商事はヘルシー・グレイン社と戦略的パートナーシップ契約を締結し、日本・台湾市場におけるバーリーマックスの販売強化・市場拡大を目指します。
バーリーマックスは、白米の約40倍、玄米の約8倍、一般的な大麦の約2倍の食物繊維を含むスーパーフードです。オーストラリア連邦科学産業研究機構が10年以上かけて開発した素材であり、現在、オーストラリアのみで生産されております。ほのかな甘みとぷちぷちとした食感が特徴で、お米と一緒に炊飯や、茹でておかずに混ぜて食べられております。
食物繊維の推奨摂取量は、1日当たり25g以上ですが、国民の平均摂取量は18.1g※1にとどまっております。食物繊維の摂取不足や健康志向の高まりを背景に、国内の食物繊維市場は拡大しており、2033年には2024年比1.9倍の1,064百万ドル(約1,500億円)※2に達する想定です。
伊藤忠商事は、2025年5月より、ヘルシー・グレイン社から「バーリーマックス」の日本と台湾における商標権・独占販売権を取得します。2025年4月までは、帝人株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長執行役員:内川 哲茂、以下「帝人」)が日本と台湾におけるバーリーマックスの独占販売権を保有しておりましたが、2025年5月からは伊藤忠商事が本事業を引き継ぎます。
伊藤忠商事は、経営方針「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」を掲げ、社会の変化に伴い多様化するニーズを捉え、より消費者に近い川下ビジネスを開拓・進化させて事業領域を拡大していきます。グループ全体で約1万社の食品企業との取引実績を有しており、バーリーマックスの販売チャネルをさらに拡充させます。
スキーム図
|
商標権・独占販売権について
2025年4月以前 | 2025年5月以降 | |
---|---|---|
日本・台湾における商標権 | ヘルシー・グレイン社 | 伊藤忠商事 |
日本・台湾向けの独占販売権 | 帝人 | 伊藤忠商事 |
バーリーマックス写真・ロゴ
米と一緒に炊飯や茹でて食べる玄麦 |
お菓子・朝ごはんとして食べられるフレーク |
|
-
※1厚生労働省「令和 4年 国民健康・栄養調査結果の概要」
(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001296359.pdf ) -
※2IMARC調査レポート
(https://www.imarcgroup.com/japan-dietary-fiber-market )