米国シリコンバレーにおける事業開発体制の強化について
2025年5月28日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、米国シリコンバレーにおいて、ベンチャーキャピタル(VC)ファンドやスタートアップへの出資および新規事業開発を推進する新会社「ITC Venture Partners, Inc.」(以下「IVP」)を設立し、事業開発体制を強化します。
伊藤忠商事は、1980年代からシリコンバレーに進出し、IT分野を中心とした米国スタートアップの日本市場への進出支援をはじめとして、100件超のVCファンドへの出資や200件超のテクノロジー系スタートアップへの直接投資・新規事業開発等の活動を通じて、社会に大きなインパクトをもたらすスタートアップや起業家との関係を築き、最先端の技術トレンドやビジネスモデルに関する深い知見を蓄積してきました。
2024年、人工知能(AI)関連企業へのグローバルな投資額は、米国を中心に過去最高の1,004億ドルに達し、前年の559億ドルから大きく伸長しました※1。この動きを牽引したのが生成AIモデルや基盤インフラを手がける企業であり、AIは単なる業務効率の向上にとどまらず、産業構造そのものを変革し、“新たな産業革命”とも言える大規模な変動をもたらしつつあります。
インターネット以来の産業構造の変革期とも言われる今般、当社はシリコンバレーにIVPを新設し、米国で40年以上培ってきた知見とネットワークを活かした事業開発体制をさらに強化します。今後、スタートアップが有する革新的な技術やビジネスモデルと、伊藤忠グループの多様な事業領域におけるアセットを結びつけることで、新たな事業を創出し、様々な社会課題の解決に貢献してまいります。
- ※1CB Insights 「State of AI Global 2024 recap」
新会社概要
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会社名 | ITC Venture Partners, Inc. |
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代表者 | 山領 雄 |
本社所在地 | アメリカ合衆国カリフォルニア州メンローパーク |
設立年月 | 2025年4月 |
事業内容 | 事業開発および投資事業の運営管理 |