米国の大手不動産会社「Wood Partners」との資本業務提携について

2025年11月28日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「当社」)は、米国で賃貸住宅開発事業を行うWood Partners (本社:米国ジョージア州アトランタ、会長兼CEO:Joseph Keough、以下「Wood社」)の持分19.5%を取得し、資本業務提携契約(以下「本資本業務提携」)を締結致しました。本件は、当社が米国での賃貸住宅分野において、建材供給・開発・運用まで一連での事業展開を目指す象徴的な取り組みです。

米国の住宅市場は、慢性的な住宅不足に加え、今後10年間で約12.3百万世帯※1の増加が予測されており、今後も成長が見込まれる有望なマーケットです。特に昨今の住宅ローン金利の上昇により住宅購入の経済的負担が高まる一方、賃貸住宅の需要は堅調に推移しております。

Wood社は、1998年創業以降、賃貸住宅の開発・施工において卓越した実績を有し、2025年現在、全米17拠点で事業を展開する米国屈指の賃貸住宅デベロッパー(全米第3位※2)です。米国投資家を中心に既に多数の優良パートナーを有しておりますが、今般、長期的な戦略パートナーとして当社との本資本業務提携に至りました。当社が持つ日系投資家との幅広いネットワークを活用し、今後更なる事業拡大を目指していきます。

当社グループは、国内の不動産事業において、分譲・賃貸住宅等の開発に加えて、国内最大の住宅特化型のJ-REIT※3を運用するなど、開発・管理・運用の分野で豊富な実績があります。米国での不動産事業においては2014年の事業再開以来、主に賃貸住宅分野を中心に多数のプロジェクト投資を積み重ねてきました。本資本業務提携を通じて世界最大の不動産市場を有する米国におけるデベロッパー事業へ参入するとともに、Wood社との取り組みを今後の海外不動産戦略における中核事業と位置づけ、安定収益基盤の構築を図ります。さらに、日系投資家パートナーと共同で、10億ドルを目標にWood社の開発する賃貸住宅プロジェクトへの投資を実行することにより、不動産関連事業の一層の収益拡大を推進致します。また、当社グループにて展開する北米建材事業※4(北米100拠点、売上規模約22億ドル)との連携を通じて、Wood社開発案件への資材の安定供給など事業間のシナジーを最大化し、企業価値の一層の向上を目指します。

当社は、経営方針「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」を掲げ、社会の変化に伴い多様化する売り手・買い手・世間のニーズを捉え、川下を起点にビジネスを開拓・進化させ、事業領域を拡大しています。本資本業務提携を通じ、国内外の優良パートナーに対する高付加価値な投資機会の提供と、社会に不可欠な住宅供給に貢献してまいります。

  • ※1米国国勢調査(U.S. Census Bureau)
  • ※2National Multifamily Housing Council公表の賃貸住宅着工戸数ランキング
  • ※3伊藤忠リート・マネジメント株式会社が運用するアドバンス・レジデンス投資法人の運用資産は4,994億円(2025年10月末時点)
  • ※4MASTER-HALCO社を中核としたフェンス・アウトドアリビング・構造用木質材・住宅内装材等の製造・供給

会社概要

会社名 Wood Partners
所在地 3715 Northside Parkway NW, Suite 4-600, Atlanta, GA 30327
代表者 Joseph Keough(会長兼CEO)
設立 1998年
事業内容 賃貸住宅の開発・施工
開発実績 累計開発戸数 約9.2万戸、累計投資額 約200億ドル(2025年3月末時点)
URL https://www.woodpartners.com/

Wood社の事業展開エリア

Wood社が開発を手掛ける賃貸住宅