最大手ソフトクリーム総合メーカー「日世」との資本業務提携について
2025年12月2日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、ソフトクリームの原料・製造機器・容器を手がける日世株式会社(本社:大阪府茨木市、代表取締役社長:吉田 文治、以下「日世」)との資本業務提携に合意し、同社の発行済株式20%を取得いたしました。
日世は、生乳やクリームなどから製造する原料の「ソフトクリームミックス」、ソフトクリームを絞り出す機器の「フリーザー」、コーン・カップ等の容器を自社で製造するソフトクリーム総合メーカーです。日世は、1951年に国内初となるソフトクリームの販売を開始し、現在はソフトクリーム関連事業の国内シェア約6割を誇り、また、中国やベトナム等、海外でも事業を展開しております。
国内の業務用ソフトクリーム市場は約1,500億円規模とされており、人口減少が進む国内市場においても、シニア層や乳製品アレルギーのある消費者に向けた植物性原料や代替乳製品を用いた商品の潜在ニーズ、さらに堅調なインバウンド需要拡大を背景に、今後も市場の成長が期待されています。
また、アジアのソフトクリーム市場についても、経済成長や若年層の人口増加を追い風として、安定した拡大が見込まれています。
伊藤忠商事は、国内外で、原材料の調達、物流機能の提供、商品開発支援など、食料分野において幅広く事業を展開しております。両社は2009年の中国・煙台での合弁会社設立を起点に、アジア各国で協業関係を築いてまいりました。
本提携により、日世が有する商品開発力や徹底した品質管理、高度な製造技術と、伊藤忠商事のグローバルな原材料調達力や海外販売ネットワークを組み合わせることで、各市場に最適なソリューションを提供していきます。今後も、両社の専門性を生かし、アジアを中心にグローバル市場における競争力の強化とブランド価値の向上を図ってまいります。
伊藤忠商事は、経営方針「The Brand-new Deal ~利は川下にあり~」のもと、社会の変化とともに多様化するニーズを的確に捉え、より消費者に近い川下ビジネスを開拓・進化させながら、事業領域の拡大を目指してまいります。
日世について
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| 所在地 | 大阪府茨木市宇野辺1丁目1番47号 |
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| 代表 | 吉田 文治 |
| 設立 | 1947年5月20日 |
| 事業内容 | ソフトクリームミックス(原料)、フリーザー(製造機器)、可食容器(コーン・カップ)、フルーツ調製品等の製造・販売および輸出入 |
| URL | https://www.nissei-com.co.jp/ |
(左:コーポレートロゴ、右:コーポレートキャラクター:『ニックン&セイチャン』)
日世 製品 写真
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【ソフトクリーム・コーンカップ】 |
【フリーザー】 |
