南アフリカ共和国、Platreef白金族金属(※1)事業に関して

2026年3月23日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(本部:東京都港区、理事長:髙原 一郎、以下「JOGMEC」)などと共に、日本コンソーシアム「ITCプラチナムディベロップメント社(ITC Platinum Development Ltd.、以下「IPTD」)」を構成しています。このたび、伊藤忠商事はIPTD社に対し、追加出資を実施致しました。

IPTD社は、南アフリカ共和国ブッシュフェルト地域北部で推進されている世界最大規模の白金族金属案件であるPlatreef プロジェクト(以下「本鉱山」)の8%権益を保有しております。本鉱山は2025年11月18日に開所式を迎え、フェーズ1の生産を開始しました。現在フェーズ1のフルキャパシティ達成に向け、順調にランプアップを進めており、並行して2027年第4四半期の生産開始を目標にフェーズ2の拡張プロジェクトを推進しています。

本鉱山は、世界最大規模の鉱量が確認されている白金族金属事業であり、安全且つ効率的な大型機械化操業を長期に渡って適用可能な稀有なプロジェクトであり、産出する白金族金属や金・ニッケル・銅は、様々な産業に不可欠な資源です。伊藤忠商事は本鉱山の生産品をオフテイクする権利を有しており、今後も本事業を通じてこれらの重要資源の調達リスクの低減および本邦への安定供給に貢献して参ります。

本鉱山概要

プロジェクト名 Platreef白金族金属・ニッケルプロジェクト
所在地 南アフリカ共和国リンポポ州 (ヨハネスブルグ北東約280km)
権益保有率 加 Ivanhoe Mines: 64%、B-BBEEパートナー(2): 26%、IPTD及び伊藤忠商事: 10%
生産金属鉱物 プラチナ、パラジウム、ロジウム、ニッケル、銅、金
資源量 852百万㌧
生産フェーズ フェーズ1 (生産中) フェーズ2(拡張工事中) フェーズ3 (計画中)
鉱石処理量 0.8百万㌧/年 4.1百万㌧/年 10.7百万㌧/年
白金族金属生産量 約2.6㌧/年 約13.6㌧/年 約29.8㌧/年
ニッケル生産量 2千㌧/年 9千㌧/年 22千㌧/年
銅生産量 1千㌧/年 6千㌧/年 13千㌧/年

プロジェクト位置図

  • ※1白金族金属: プラチナ、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジウムの総称。
  • ※2B-BBEE: 南アフリカにおける黒人経済強化政策 (Broad-Based Black Economic Empowerment Act)に基づき歴史的に不利益を被った南アフリカ人に対して、ビジネスの機会を平等に促進し、多様性のある経済を実現することを目指す制度。本プロジェクトでは、プロジェクト所在地域のコミュニティトラストが主要B-BBEEパートナーとなっており、本プロジェクトから得られる利益の一部は地元コミュニティへ還元される仕組みとなっています。