台湾の建設機械販売会社「永日建設機械」の連結子会社化について

日立建機との資本提携後、初の代理店事業への参画

2026年10月23日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、台湾において日立建機株式会社(本社:東京都台東区、以下「日立建機」)製品等の販売・サービスを手掛ける永日建設機械股份有限公司(本社:台湾桃園市、以下「YHCM」)の株式51%を、日立永大電梯股份有限公司(株式会社日立製作所の台湾子会社)より取得し、同社を連結子会社化することを決定しました。日立建機は、引き続きYHCM株式の49%を保有します。今後、必要な手続きを経て正式に出資を実行する予定です。
本件は、2022年に日立建機と資本提携して以降、初めてとなる代理店事業への参画となります。伊藤忠商事は、販売・サービスという顧客接点の最前線における事業経営に参画し、YHCMの企業価値向上と、日立建機との建設機械バリューチェーンのさらなる強化・収益拡大に努めてまいります。

日立建機との協業の深化

伊藤忠商事は、2022年の日立建機との資本提携以降、両社でさまざまな協業を進めてきました。2023年には、日立建機および伊藤忠商事の共同出資で北米に建設機械ファイナンス会社「ZAXIS Financial Services Americas, LLC(以下「ZAXIS Finance社」)」を設立し、顧客の設備投資を金融面からサポートする体制を整えました。
2026年4月には、日立建機への出資比率を33.4%へ引き上げ、一層強固なパートナーシップを構築しています。ZAXIS Finance社による金融サービスの提供に続き、今回のYHCMへの出資により、販売・サービスという顧客接点の最前線でも協業を推進します。伊藤忠商事と日立建機の連携は、機械の供給から販売、さらには顧客の事業活動を支えるサービス提供まで、着実に拡大し続けています。

YHCMについて

YHCMは1998年の設立以来、台湾全土で日立建機製品や住友重機械建機クレーン製品の販売・サービスを展開してきました。桃園・台中・高雄・花蓮の4拠点を通じて台湾全域をカバーしています。
顧客ごとの多様なニーズに応えるきめ細やかな提案と、自社拠点による迅速なアフターサービス体制を強みとし、長年にわたり台湾の建設・インフラ分野の発展を支えてきました。台湾では今後もAI・データセンター・半導体といった先端分野をはじめ各種産業分野での投資や公共インフラ整備の進展により、建設機械への堅調な需要が見込まれています。

バリューチェーンの拡大に向けて

建設機械の事業は、新車販売にとどまらず、部品・サービス、中古建機、レンタル、ファイナンスなど、多岐にわたる顧客ニーズへの対応へと広がっています。YHCMは今後、既存事業のさらなる強化に加え、建設機械のライフサイクル全体を見据えたサービスの強化を通じて、さらなる事業拡大・成長を目指します。
伊藤忠商事は、経営人材を現地に派遣し、YHCMの経営に参画します。商社として培ってきた事業経営のノウハウや国内外のネットワークを活用するとともに、日立建機との連携をさらに深め、YHCMの企業価値向上に取り組んでまいります。

今後の展開

本件を通じて得られる販売・サービスの最前線での知見は、今後の日立建機とのさらなる協業においても大きな役割を果たすと考えています。伊藤忠商事は、経営方針「The Brand-new Deal ~利は川下にあり~」のもと、川下分野を起点とした事業拡大と成長投資の強化を進めています。今後も日立建機との連携を深め、建設機械分野における事業基盤のさらなる強化・拡大を目指してまいります。

YHCM概要

会社名 永日建設機械股份有限公司(YHCM)
本社所在地 台湾 桃園市
代表者 董事長:蔡 鋒杰
総経理:光延 博文(日立建機より出向)
設立 1998年10月
事業内容 建設機械の販売・サービス
資本金 1億2,800万台湾ドル(約6.4億円)
売上高 15億7,200万台湾ドル(約78.6億円)※2025年12月期
従業員数 56名
  • ※記載金額の円換算は、1台湾ドル=5円で計算しています。