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「こどもの視展」

~こどもになって世界を見る体験型展示~


こどもたちが「遊び」を通して、自分なりのSDGsと出会える場所『ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK(協力:株式会社ボーネルンド)』のグランドオープンにあわせて、ITOCHU SDGs STUDIOでは、こども視点の体験を通して“こどもとの暮らしや社会の在り方”について考える展示『こどもの視展』を9月19日まで開催しています。

こどもの視展

本展示では「こどもの視点ラボ」の協力のもと、こどもにとっての『頭の重さ』『泣くしかできない会話』『朝食の大きさ』『時間の流れ方』『怒っている大人の見え方』『重すぎるランドセル』という6つの視点を体験できるコンテンツをご用意しています。

① ベイビーヘッド  

こどもの視展

赤ちゃんにとって、頭の大きさは身長の約4分の1。重さは体重の約30%と言われています。大人の男性に置き換えると、長さは45cm、重さはなんと約21kg!
転倒の危険があるので実際に被ることはできないのですが、ベイビーヘッドの横に展示されている21kgの重りを持っていただくことで、頭の重さを実感していただくことができます。きっと、赤ちゃんが転びやすいのにも納得してしまうはずです。

② ベイビーボイス  

こどもの視展
こどもの視展

赤ちゃんの口に向けて声を出すと、何を話しても泣き声に変換されてしまいます。
『おなかすいた』『ねむい』『いたい』などの言葉がすべて泣き声になるので、泣くことでしか気持ちを表すことができない赤ちゃんの気持ちを体感できます。「泣かないで!」と思ってしまうこともありますが、それは「喋らないで!」と言うことと同じなのかも知れません。

③ 2歳の朝食  

こどもの視展
こどもの視展

2歳児から見た朝食風景が再現されているこちらの展示。
日本人男性の手のひらの平均サイズは、2歳児の約1.83倍。
牛乳パックやコップも大人と比較して、約2倍の物を利用していることになります。

「こどもはどうして毎日こぼすのだろう?」とイライラしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に大きさが約2倍になった牛乳パックを持ってみると、想像しているよりかなり大きく感じました。こぼさないようにコップに注ぐのがどれだけ大変なのかを実感します。

④ いとちゃんの30分  

こどもの視展
こどもの視展

4歳のいとちゃんが30分間でどれほど活動したかを定点カメラで撮影した2枚の写真。
大人が料理をしている30分の間にも、こどもは家中を歩き回り、様々な体験をしています。
こどもの時間感覚は、時計ではなくできごと(=新鮮な体験)の数で計られているそう。
こどもの頃に1日が長く感じた理由が分かりました。

⑤ 4mの大人たち  

こどもの視展
こどもの視展

こどもから見る大人は自分の約2.4倍の大きさ。大人の2.4倍と考えるとキリンと同じ大きさだそうです。 このVRゴーグルを着けると、自分の2倍以上大きな巨人から怒られる体験ができます。
大人になると自分より大きな人に怒られることも少ないため、見下ろされて怒られる恐怖を改めて感じました。 こどもと話をする時は目線を合わせることが重要ですね。

⑥ 大人ランドセル  

こどもの視展
こどもの視展

近年、社会問題として取り上げられることもある「重すぎるランドセル」。
小学生のランドセルの平均重量は5.7Kg。それを大人の男性の体に換算すると何Kgになると思いますか?正解はなんと約18.9kg。

今回展示されているランドセルや体操服・水筒などはすべて大人換算のサイズ・重さで作られています。ぜひ18.9kgの重さを実際に背負ってみてください。想像以上の重さに驚くのではないでしょうか。
教科書の厚みや冊数は年々増え、大人のみなさんが小学生だった時より重くなっているそうです。毎日学校までこの荷物を持って通学する小学生は大変ですね。タブレットに教材を入れることで軽量化を図るといった解決策がないのかを考えさせられます。

奥のカフェスペースには、専門家へのインタビュー記事が展示。 こども研究の第一人者である先生たちの感想や関連する研究内容の紹介など、さらに深くこどもの視点を学ぶことができます。

大人もこどもも楽しめる空間なので、夏休みにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

[こどもの視点ラボ]とは?
こどもの視点ラボは、こどもの当事者視点とはどんなものかを真面目かつ楽しく研究しているラボです。「大人がこどもになってみる」ことでこどもへの理解を深め、親と子、社会とこどもの関係をよりよくしていくことを目指して活動しています。
現在、ウェブメディア電通報で、こども研究の第一人者の先生方を交え、さまざまな実験&レポートを連載中。
公式HPはこちら https://kodomonoshiten.com/

■概要
こどもの視展
開催期間:7月22日(金)~9月19日(月・祝)
営業時間:11:00~18:00
11:00より入場整理券を配布致します。定員に達した場合、ご入場いただけない場合がありますので予めご了承ください。
料金:入館料無料
協力:こどもの視点ラボ
開催場所:ITOCHU SDGs STUDIO
住所:東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F
休館日:毎週月曜日
※月曜日が休日の場合、翌営業日が休館

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