中東最大のIPP事業者ACWA POWER社との水・環境・再生可能エネルギー事業の戦略的協業に関するMOU締結について
2024年11月18日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、世界最大の海淡事業者であり、中東最大のIPP※1 事業者であるACWA POWER(本社:サウジアラビア、Founder and Chairman of the Board of Directors:Mohammad A. Abunayyan、以下「ACWA社」)と、水・環境・再生可能エネルギー事業の戦略的協業に関するMOU(以下「本MOU」)を2024年11月15日(金)に締結いたしました。
本MOUは2024年11月11日から11月22日まで、アゼルバイジャン共和国のバクーにて開催されているCOP29(国連気候変動枠組条約第29回締約国会議)で調印されました。両社の長年にわたる環境関連インフラ・再生可能エネルギー事業で培った強み・知見を融合し、中東・中央アジア・アフリカ地域を中心に共同事業を通じ、地球規模問題の解決、脱炭素社会に向けた取組みをリードして参ります。
ACWA社は、世界各国で発電及び海水脱塩事業等を展開する世界最大級の民間企業であり、13カ国で事業を展開しています。同社のポートフォリオは操業中・建設中あるいは開発中を含む90のプロジェクトで構成され、投資額は3,554億サウジアラビアリヤル(947億米ドル)、発電能力は65GW、海水脱塩化能力は日量800万㎥です。同社は、再生可能エネルギー、高効率コンバインドサイクル※2、グリーン水素※3、海水淡水化などの新規プロジェクトを通じて、2030年までに全世界の事業規模を現在の約3倍に拡大し、資産規模を2,500億ドルに引き上げるという戦略を掲げています。
伊藤忠商事は経営方針「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」を掲げ、市場・社会・生活者等のあらゆるステークホルダーの声に耳を傾けながら、「SDGsへの貢献・取組強化」を推進しています。
具体的には、世界各国で再生可能エネルギー事業、水インフラ関連事業、廃棄物処理発電事業を推進しております。本MOUにおける協業は、今後経済発展や人口増加が見込まれる地域に寄与することに加え、当社グループ企業理念である「三方よし」をベースに、社会要請への対応と事業拡大の両立を実行して参ります。
ACWA POWERについて
会社名 | ACWA POWER |
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代表者 | Chairman/ Mohammad Abdullah Abunayyan |
本社所在地 | サウジアラビア、リヤド |
設立 | 2004年 |
URL | https://acwapower.com/ |
(写真) 覚書締結の様子
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- ※1Independent Power Producerの略。独立系発電事業者のこと
- ※2ガスタービンで発電した排熱を利用して蒸気タービンを回転させ、さらに発電するシステムのこと
- ※3再生可能エネルギーの電気と水から製造した水素のこと
参考情報
伊藤忠商事のこれまでの再生可能エネルギー事業、水インフラ関連事業、廃棄物処理発電事業について
・セルビア共和国ベオグラード市PPP(官民連携)廃棄物処理・発電事業の商業運転開始につきまして|プレスリリース|伊藤忠商事株式会社 (itochu.co.jp)
・北米での再生可能エネルギー事業の取組について|プレスリリース|伊藤忠商事株式会社 (itochu.co.jp)
・サウジアラビア王国における次世代海水淡水化プラント事業 ENOWA社・ヴェオリア社(仏)との共同開発契約締結について|プレスリリース|伊藤忠商事株式会社 (itochu.co.jp)