FREYR Battery社との電池材料に関する包括供給基本契約締結について
2022年10月28日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、ノルウェーのリチウムイオン電池製造企業であるFREYR Battery(本社:ルクセンブルク、CEO:Tom Einar Jensen、以下「FREYR社(フレイヤー社)」)と、リチウムイオン電池用途の材料に関する包括供給基本契約を締結いたしました。
伊藤忠商事の持分法適用会社であり半固体リチウムイオン電池※1のライセンス事業を行う米国の24M Technologies※2の技術のライセンス先であるFREYR社は、脱炭素先進国であるノルウェーの水力発電によるクリーンなエネルギーを使用した環境負荷の小さい電池製造を実現することを目指しています。
同社は、2025年より年間50GWh規模の半固体リチウムイオン電池の量産を計画しており、さらに2030 年までにはフィンランドと米国で工場を新設し、合計で年間累計200GWh以上の電池を生産する予定です。
伊藤忠商事は本契約による業務提携を通じて、FREYR社が使用する主要な材料の安定調達体制を構築するとともに、将来的にはFREYR社との協業による電池材料の製造販売、FREYR社の電池製品の販売における事業提携、廃電池から回収したリサイクルメタルのサプライチェーンへの還元、トレーサビリティシステムの構築等の分野でも協業することを目指します。
これまで培って来た電池ビジネスの知見をFREYR社と共に進化させ、業界や製品の枠にとらわれない、新たな価値の創造、新たなエコシステムやサーキュラーエコノミー(循環経済)の創出に挑戦し続け、脱炭素社会と分散型エネルギー社会の実現に向けて貢献してまいります。
- ※1半固体リチウムイオン電池: 現行リチウムイオン電池の使用部材の削減、製造プロセスの簡略化により、価格競争力・リサイクル特性・安全性の高い製品を提供できる次世代のリチウムイオン電池
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※2
次世代電池メーカー(24M Technologies, Inc.)の持分法適用会社化について
会社名 | FREYR Battery(NYSE:FREY) |
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設立 | 2018年 |
本社 | ルクセンブルグ |
CEO | Tom Einar Jensen |
従業員数 | 204名 |
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