伊藤忠グループ企業理念「三方よし」の歴史、未来への展望
三方よしの現在、そして未来へ
■ 現代ビジネスにおける
三方よしの実践
■ 三方よしが描く未来とは?
~世界が注目する Sampo-yoshi~

「三方よし」資本主義
株主資本主義からステークホルダー資本主義へと社会の価値観が変化している中で、伊藤忠グループは、「三方よし」の継続的な実践により全てのステークホルダーに貢献する「三方よし資本主義」を掲げ、本業を通じて持続可能な開発目標(SDGs)達成に貢献することを目指してきました。

基本OSとしての「三方よし」
「三方よし」は、いわば1858年の創業時にインストールされた当社のオペレーティングシステム(OS)です。この基本OSに符合する施策のみをアプリケーションソフトとして搭載・推進することにより、当社グループは持続的成長を遂げ、社会に影響を与えてきました。働き方改革等の象徴的な取組の底流にも、常に三方よしの精神があります。

海外からの高い関心
「三方よし」は、昨今、企業の価値向上・サステナビリティ・ロンジェビティ(長寿)に貢献し、組織力・収益力を高めるための企業の競争戦略として、海外からも高い関心を集めています。
2024年には、三方よしに立脚した当社の取組が米国ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)の事例研究対象として選定され、2025年に正式なHBSケースとして採用・出版されました。
ケーススタディの注目点
- 創業以来160年以上にわたる信頼構築重視の経営と経営指標の向上
- 「三方よし」による高い社会的信頼性、業界・国際基準で高いESG評価
- 「働き方改革」による労働生産性向上
- 本業を通じたSDGsと社会課題解決への貢献
また、当社の三方よしを基軸した労働生産性向上モデルが、日本と同様に少子高齢化が重大な社会課題になっている韓国・中国でも、社会課題の解決に貢献できるフレームワークとして注目されています。

三方よしのグローバル展開
経済のグローバル化が進展し、ビジネスが複雑化する中において、「三方よし」は、社会課題を解決し、企業の持続的成長を支える強靭な価値観として、今後一層関心が高まるものと思われます。
「三方よし」を創業の精神として受け継ぐ我々が、その価値観をグローバルに発信していくことには大きな意義があると考えています。
