データ活用方針・支援体制
伊藤忠グループのデータ活用実現の流れをスタートからゴールまで統合サポートする「ITC BICC」(Itochu Business Intelligence Competency Center)を立ち上げています。データ活用に関するコンサル、データ収集、データ蓄積、データ集計(モデル、帳票化)、データ分析に至るまで一気通貫で支援し、現場ビジネスで発生する様々なデータを分析、単体・グループ会社に加え取引先にも分析価値を創造、提供します。
データ活用基盤
- 2018年に全社データ統合基盤「HANABI」を構築。決算に係るデータをはじめとする取引に係るデータや外部データなど、取扱うデータを拡充し、機能追加を継続しながら稼働中。
- データ活用・分析を支援するデータ分析のプロ集団(BICC)を内製化することで、全社員のデータ活用のリテラシー向上を実現。利用者は2,000人以上。
- ロボット等も組み合わせ、エクセル・手入力業務の自動化による効率化の実現と情報可視化による業務高度化に貢献。
- サプライチェーン全体の効率化等を実現すべく、グループ会社保有のデータを伊藤忠グループデータ活用基盤に蓄積し、発注数量・在庫の最適化などのビジネスDX案件を具現化。
社内サービス(2024年リブランディング)
経営方針とリンクした打ち手として、データ活用による全社員のマーケティング力を高めることもスコープにしたサービス「KaKeL by BICC」を立ち上げてグループ内に展開しています。マーケティングに留まらず、営業活動、事業管理、社内管理業務のあらゆるシーンで伴走支援するサービスとして、ひとりひとりの業務課題に応じたソリューションの提案・提供を行っています。

活用シーン例

データ活用の変遷
決算管理をはじめとして社内管理や事業管理等の「削る・防ぐ」領域から導入に着手し、社内資料準備等の作業時間効率化が進みました。ユーザー数2,000人、全社レベルで約91人/年分の余力を創出しており、現在ではグループ会社との取組や「稼ぐ」領域へ対象を拡大中です。