事例紹介

PROJECT TREE

世界的にモータリゼーションが進み、天然ゴムの需要は拡大が見込まれる一方、天然ゴム生産地域の森林保全や生産量の大半を依存する東南アジア等の小規模農家の支援といった課題への取組が不可欠です。

この課題に対応するため、伊藤忠商事は「PROJECT TREE」を立ち上げ、ブロックチェーンを利用した原産地追跡システムによる天然ゴム原産地の特定、生産農家の実態把握/改善活動に加え、プロジェクト協賛タイヤ販売で得られたインセンティブの農家への還元によって、消費者参加型の仕組みを構築しています。

店舗のメディア化等による
コンビニエンスストア事業の進化

国内に約1万6500店を展開するファミリーマートは、1日約15百万人の購買に関わる消費者接点を持つ当社グループの中核事業です。
ファミリーマートにデジタルサイネージ(FamilyMartVision)を設置し、店舗をメディア化する取り組みにより収益獲得を目指しています。

FOODATA:複雑化する「消費者」を捉えた
新フードテック

2023年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞賞を受賞

消費者ニーズの多様化、商品サイクル短縮等により食品業界の商品企画・開発の負荷が増大、またフードロスの問題が顕在化する中で消費者の需要起点でバリューチェーンを再構築する重要性も高まっています。

伊藤忠商事は、食品・飲料の商品開発プロセスの効率化・高度化を支援するサービス『FOODATA(フーデータ)』を開発しました。FOODATAは、味・栄養・原材料等の食品に関する「モノデータ」と、ID-POS・意識・口コミ等の消費者の行動・嗜好に関する「ヒトデータ」を掛け合わせ、その分析結果をダッシュボードで可視化できるデータ分析ツールです。

本サービスを通じ顧客企業のビジネス拡大を共に実現するパートナーとしての役割をさらに強化するとともに、食品業界全体のDX推進・バリューチェーンの価値向上に貢献していきます。

生成AIと歩むこれからのビジネス

伊藤忠商事は、情報・通信部門とIT・デジタル戦略部に加え株式会社ブレインパッドと「生成AIラボ」を設立し、生成AIに係る取組を進めています。

社員が生成AIを高度に活用できる環境を整備し、社内やビジネスにおける生産性向上、新規ビジネスの創出を目指した活用を進めています。市場や顧客の課題解決に根差したマーケットインの発想で、持続可能なデジタル社会の実現に貢献してまいります。

ITC BICC:データ分析専門組織

BICC(Business Intelligence Competency Center)」がビジネス現場に伴走し、会計や営業取引関連等の社内データと市況データ等の社外データを柔軟に活用しながら経営判断およびビジネス活動を行っています。