事業展開で見るビジネスモデル
当社は、財務・非財務資本を活用し、「強み」を発揮できる領域を中心に面的・連鎖的にビジネスを創造することで、トレードと事業投資における収益力の拡大を目指しています。培ってきたビジネスノウハウや顧客・パートナー資産を駆使することで、付加価値の創出によるトレードの拡大や、知見があるリスクコントロール可能な領域への事業投資等に繋げています。また、急激な経営環境の変化の中、タイミングを捉えた戦略投資とピークアウト・低効率事業の資産入替を着実に実行し収益基盤を強化しています。今後は、「稼ぐ、削る、防ぐ」の徹底と共に、川下を起点とする「マーケットイン」の発想に立脚した事業変革等を通じ、シナジーの最大化やビジネスのバージョンアップを図ることで、持続的な価値創造を実現していきます。
基本動作:
トレードと事業投資を通じた「面」の組成・拡大
積み上げてきた財務・非財務資本を活用し、トレードと事業投資を両輪としてビジネスを展開しています。新規トレードの獲得やシナジーの創出等により、面的・連鎖的にビジネスを創造すると共に、「稼ぐ、削る、防ぐ」の徹底等により、事業経営の高度化を図ることで、トレードと事業投資における収益力の拡大に取組んでいます。
経営環境の変化への対応:
資産入替の実行による強固な収益基盤の構築
経営環境の変化を的確に捉え、戦略的保有意義が薄れた資産は、資産効率やリスク管理の観点から事業再編やEXITを行い、資金の回収を図ると共に、回収した資金を新たな戦略領域に再投資することで、より強固な収益基盤を構築しています。
消費者ニーズ・社会要請への対応:
「マーケットイン」の発想によるビジネスモデルのバージョンアップ
川下を起点とする「マーケットイン」の発想への転換を図ると共に、「商品縦割り」を打破し、各カンパニーの連携強化を推進することで、消費者ニーズや社会要請に対応可能なビジネスのバージョンアップを目指します。更に、リアルとデジタルの顧客接点を最大限活用することで、収益基盤の拡大を図ると共に、新技術・データ活用によるバリューチェーンの最適化や事業管理の効率化等により、資産効率の向上を目指します。
Brand-new Deal 2023の基本方針
当社は、「Brand-new Deal 2023」の基本方針である「マーケットインによる事業変革」と「SDGsへの貢献・取組強化」に基づき、現場起点での業態変革を推進しています。本特集では、ビジネスモデルの変革により収益基盤を拡大させ、持続的な企業価値の向上に取組んでいる具体的な事例について説明します。