歴代社長語録

歴代社長の言葉が示す伊藤忠スピリット

伊藤忠商事歴代社長を、在任中に残した代表的な言葉とともに紹介します。
([ ]内は社長在任期間)

戸崎誠喜 [1974年(昭和49年)-1983年(昭和58年)]
「不撓不屈の精神」

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過去において、我々の先輩は幾多のアップ&ダウンに苦しんだ。戦前の不況はもちろんのこと、戦後においても3度に及ぶ非常に苦しい状態があった。しかし、常に不況に強い伊藤忠ということを先輩は身をもって示してくれた。私自身、朝鮮動乱直後の不況が特に身にしみているが、そのときでも、伊藤忠は1年余りで完全に立ち直ったのである。この「不撓不屈の精神こそ、現在我々に最も要請されるものである。
(社内報1975年1月号「年頭挨拶」より)

米倉 功 [1983年(昭和58年)-1990年(平成2年)]
「現状維持は、すなわち、これ脱落である」

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会社の経営の基本に関する信念は二つある。第一は「稼ぐに追いつく貧乏なし」である。「英知の結集、たゆまぬ前進」で毎日毎日を稼いでいかなければならない。第二は「現状維持は、すなわち、これ脱落である」。業界がどのように変貌しつつあるか、これに対応する手段は何か、手抜かりはないか、他人まかせにしていないかなどを真剣に考えなければならない。
(社内報1984年1月号「年頭挨拶」より)

室伏 稔 [1990年(平成2年)-1998年(平成10年)]
「Nothing is impossible」

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「Nothing is impossible(不可能なことは何もない)」つまり、「なせば成る」という強い気迫が必要である。「無理だ」と言う前に、「とにかくやってみよう」という一人ひとりの姿勢こそが、不可能なことをかのうにする原動力となり、光明を見出すことができる力となる。また、「More like CI」すなわち「より伊藤忠らしく」ということを大切にし、自信をもってすべてに挑戦してほしい。
(社内報1990年7月号「社長就任挨拶」より)

丹羽宇一郎 [1998年(平成10年)-2004年(平成16年)]
「清く、正しく、美しく」

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社員に大切にしてほしいことのひとつは「清く(Clean)、正しく(Honest)、美しく(Beautiful)」ということだ。Cleanは高い倫理観、あるいは良識ある行動と言うことを示し、Honestは透明度、情報開示、あるいは社会正義に反しない行動を意味する。Beautifulは会社のB/Sや姿が美しいということだけでなく、我々の心と行動が、人間として美しくなっていく必要があるということを意味している。
(社内報1998年(平成10年)4月号「社長就任時挨拶」より)

小林栄三 [2004年(平成16年)-2010年(平成22年)]
「Challenge, Create, Commit」

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Challengeは「挑戦」、すなわち「激しく攻めろ!」ということであり、社員一人ひとりが商人の原点に戻り「攻め」の心を持つこと。Createは、フロンティア・スピリットを持って未来を切り開いていく企業家、事業を立ち上げる人間になれということ。Commitは「責任」、すなわち「嘘をつくな!」ということ。商売人は、いかなることがあっても嘘を言ってはならない。お客さまから信頼されるためには、誠実でなければならない。
(社内報2004年8月号「社長就任時挨拶」より)