環境マネジメント

伊藤忠商事は伊藤忠グループ「環境方針」を定め、事業活動が地球環境に与え得る影響を認識し環境リスクの未然防止を図るため、取扱う商品とともに、特に新規投資について事前に影響を評価する仕組みを構築しています。
一方、総合商社としての幅広い機能、ネットワークを活用した環境保全型ビジネスにも積極的に取組むとともに、地球温暖化等、深刻さを増す地球環境問題に対し、伊藤忠商事単体のみならずグループ全体としての取組を進めています。環境保全型ビジネスを推進する「攻め」と、環境リスクの未然防止を行う「守り」の攻守を両立させることで、企業としての「持続可能な発展」に貢献することが重要であると考えています。

環境マネジメントシステム

伊藤忠商事は1997年に商社で初めてISO14001に基づく環境マネジメントシステム(EMS)を導入し、継続的改善に努めています。このシステムは、環境関連法規制の遵守並びに環境リスクの未然防止及び環境保全型ビジネスの推進を目指しています。具体的には、毎年環境リスクの未然防止や環境保全型ビジネス等に関する目標を策定し、進捗状況の評価・分析を行い、確実に目標達成していくPDCAサイクルを回すことにより、目標を運用・管理する制度です。

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伊藤忠商事環境管理体制

伊藤忠商事の環境管理体制の最上位責任者は社長です。その社長より任命されたCSOは、環境管理体制に関するすべての権限を持っています。
具体的な運営については、CSR委員会を設置し、環境方針の見直しや毎年の全社活動のレビューを実施しています。広報部CSR・地球環境室は事務局を務めます。また、環境監査対象部署ごとに環境責任者を配置し(2016年度合計61人)、その活動を補佐するエコリーダー(2016年4月1日時点、合計276名)とともに、各部署における環境保全活動の責任者として活動を推進しています。

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※対象となる事業会社:
 シーアイ繊維サービス(株)
 伊藤忠オートモービル(株)
 伊藤忠メタルズ(株)
 (株)食料マネジメントサポート
 伊藤忠オリコ保険サービス(株)
 伊藤忠フィナンシャルマネジメント(株)
 伊藤忠トレジャリー(株)
 伊藤忠人事総務サービス(株)
 台灣伊藤忠股份有限公司

社内環境監査の実施

ISO14001を基にした社内環境監査を毎年実施しており、2015年度は全60部署に対して実施しました(セルフチェック形式5部署含む)。CSR・地球環境室員及び社内環境監査人の資格保持者(333名登録)から監査チームを構成し、遵法監査に力点を置いて実施しています。約半年かけて社内環境監査を実施することが、環境リスクの未然防止等につながっています。

外部審査の結果

日本環境認証機構(株)(JACO社)より毎年、ISO14001の認証審査を受けています。2015年度は『更新』審査に該当し(1年目、2年目続けて『維持』審査、3年目に『更新』審査を毎年繰り返し受審)、総合評価『向上』にて『認証更新』となりました。

環境マネジメントの目標と実績

環境マネジメントに関して、中期的に取り組む環境目的を定めた上で、毎年度、具体的目標の設定とそれに基づく実績のレビューを行っています。

項目 2015年度環境目標 レビュー 2015年度実施内容
環境汚染の未然防止
法規制の遵守

投資実行に際し、事前環境リスク評価と『投資等に係るCSR・環境チェックリスト』の全社的な活用徹底。
『商品別環境リスク評価』によるサプライチェーン全体に渡るリスク管理意識強化と全社的な活用徹底。

全ての投資案件で『投資等に係るCSR・環境チェックリスト』による事前環境リスク評価を実施。
新商品の環境リスク評価、既存商品の評価内容見直しを実施。

社内監査を通じた環境マネジメントシステム、遵法、環境パフォーマンス状況の確認による管理レベル向上の為の取組推進。

60部署に対し社内監査を実施し(セルフチェック形式5部署を含む)、環境マネジメントシステムの運用、遵法、環境パフォーマンスの管理状況等の確認、助言を実施。

グループ会社を選定し、環境管理状況等を訪問調査。

海外2社含むグループ会社10社に対し訪問調査各種助言を行い、現場での改善実施。

環境保全活動の推進

海外現地法人・国内/海外主要子会社のエネルギー排出量等の把握対象範囲の拡大。

海外店(現地法人含む)16ヵ所、国内事業会社73社、海外事業会社49社より情報収集・開示。

「CSRアクションプラン」による目標設定及びレビュー。
(各カンパニー・各支社で1件以上の推進)

全カンパニーの部門・支社でそれぞれの環境保全活動について計画・実行・レビューを実施。

社会との共生

小中学生対象の環境教育実施。

夏休み環境教室(7月29日、92名参加)、キッザニア東京 伊藤忠パビリオンエコショップ(年間約31,000人体験)実施。

地元企業及び自治体と環境保全活動等に関する提携を実施
(各支社で1件以上の推進)

各支社で地元企業や自治体と連携したイベントやボランティアなど実施。

啓発活動の推進

伊藤忠商事及びグループ会社社員に向けたセミナー、ツアー、『環境一般教育』、『特定業務要員教育』の実施及び学習。

『環境一般教育』(5月~7月、3960名)、『特定業務要員教育』(5月~3月、404名)の実施。CSR・地球環境セミナー「地球温暖化“異次元”対策へ、世界の動きとイノベーション」(2月8日、248名参加)を開催。

伊藤忠商事及びグループ会社社員に向けた『廃棄物処理法』、『土壌汚染対策法』等の講習会の実施及び学習。

『廃棄物処理法セミナー』(9月4日、555名参加)、『廃棄物処理法 e-learning』(2015年10月~11月、4853名受講)、『環境・社会リスク対応セミナー(土壌汚染対策法含む)』(7月17日、192名参加)実施。

  • ○:実施  △:一部実施  ×:未実施