再生可能エネルギーを利用した脱炭素ソリューション事業

再生可能エネルギーを利用した脱炭素ソリューションの取組として、オンサイト・オフサイト型の太陽光発電所を開発し、2025年度までに事業会社と連携して800MWのNon-FITベースの再生可能エネルギー創出を目指します。

事業会社の株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(以下、アイグリッド社)を通じてスーパーマーケットや物流倉庫等の屋根スペースを有効活用した分散型太陽光発電所を運営しています。2024年12月末時点で1,000施設以上(250MW以上)と国内最大規模の稼働実績を有しており、2025年度までに累計300MWの発電所開発を目指します。アイグリッド社は、顧客の初期投資ゼロで自家消費型太陽光発電システムを導入し、施設に直接、長期間に亘り安定価格で電力供給を行うオンサイト型太陽光事業を展開しております。更には太陽光発電に加えて、大型蓄電池や電気自動車といった分散電源をAIによる需給調整プラットフォームによって統合制御することで、顧客施設を中心とした地域のグリーントランスフォーメーション(GX)実現に向けたソリューションを提供しています。

また国内の土地を有効活用しグリーン電力を創出する取組を、株式会社クリーンエナジーコネクト(以下、CEC社)と資本業務提携し、共同で事業を推進しております。CEC社は、国内遊休地を活用し複数の中小規模の太陽光発電所を開発・保有した上でグリーン電力を束ね、都心のオフィスビル等のお客様へ長期に電気と環境価値の提供を行うオフサイト型太陽光事業を展開しております。2024年12月末時点で1,900施設以上(170MW以上)の稼働実績を有しており、2025年度までにCEC社を通じて国内の約5,000ヵ所、累計500MWの「追加性」のある太陽光発電所を導入し、国内最大級のコーポレートPPA運営事業者を目指します。
事業拡大の一環として、GoogleとのバーチャルPPA※1契約を締結し、2024年から順次サービスを開始しました。2026年までに日本国内で約800ヵ所、72MWのGoogle専用太陽光発電所を開発し、長期にわたり電気と環境価値を提供します。

脱炭素社会の実現に向けて、アイグリッド社が展開するオンサイト型の太陽光発電所とCEC社が展開するオフサイト型の太陽光発電所の両面で、再生可能エネルギーの普及を進め、またそれらの電力をエネルギーマネジメントの技術によって統合制御し、最適な形で顧客に供給する脱炭素ソリューション事業を推進して参ります。

  • ※1FIT制度に頼らず、企業が自社専用の発電所を新しく作るなど、新規の再生可能エネルギー電源を導入すること。