情報・通信分野

ITサービス事業

顧客企業のDX支援で強みを発揮

伊藤忠テクノソリューションズ

ITソリューション事業を中心に、データ活用事業、インターネット関連サービス事業やベンチャーキャピタル事業など、様々な分野にまたがって総合的に顧客企業のデジタル化・DX化を推進しています。
ITソリューション事業では、伊藤忠テクノソリューションズ(株)(CTC)を中核会社として、近年はコンサルティング国内大手(株)シグマクシス・ホールディングスとの資本業務提携や米国セキュリティ事業大手SilverSky Inc.の持分法適用会社化を通じて業容を拡大しています。CTCは、設立当初から育んできた海外IT先進企業とのパートナーシップを基盤とするマルチベンダー性を強みとして、あらゆる業種・業界の顧客に対して商品/ソリューションを提供しています。同時に、クラウドを活用した高付加価値ソリューションの拡販に注力しています。
データ活用事業では、ペーパーレスやビッグデータ活用ソリューションに強みを持つウイングアーク1st(株)によるデジタル化支援に加え、企業データ分析・活用支援を提供する(株)ブレインパッドとの資本業務提携契約を通じ企業のデータ活用を積極的に推進しております。

インターネット関連サービス事業では、伊藤忠インタラクティブ(株)が提供するWebサイト構築・運用、Webサービス運営に加え、デジタルマーケティング事業やネット広告事業、無店舗販売事業にも業容を拡大しています。

ベンチャー投資事業では、世界有数のベンチャーキャピタルファンドへの出資を行い、スタートアップと伊藤忠グループとの協業や日本・アジア市場への進出支援を推進しています。また日本国内においては、ベンチャーファンドの組成・運用を行う伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(株)を中核に、IT成長領域を中心としたスタートアップ企業の育成に参画しています。

通信・モバイル事業

モバイル事業の発展に歩みを合わせる

当社は、1990年代初頭よりモバイル分野の将来性に着目し、(株)NTTドコモに対しキャリアショップの設置を提案し、第一号店を八王子(東京)に立上げました。以来、携帯流通事業を拡大し続け、現在は中古携帯販売事業、デバイスファイナンス事業等を含む携帯関連事業、国内外のコンシューマー向け・法人向けモバイルソリューション・IoTソリューションの提供など、ビジネスの更なる拡大を図っています。

宇宙・衛星・メディア関連事業

時代を先駆ける宇宙・衛星・メディア事業を展開

当社では、(株)フジ・メディア・ホールディングスとの合弁会社である伊藤忠・フジ・パートナーズ(株)を通じて(株)スカパーJSATホールディングスに出資しています。スカパーJSATの宇宙事業とメディア事業の両事業のより一層の成長に向けて、当社のグローバルネットワークの活用を通じ事業拡大に対するサポートを継続して進めてまいります。
宇宙・衛星事業については、成長分野として注目されている低軌道衛星(LEO)を活用したビジネスの一環として、衛星増加に伴い需要拡大が期待される地上局のシェアリングサービスを提供する(株)インフォステラへの出資等、今後も、様々な事業領域への展開を検討し、ビジネスの新規開拓に積極的に取り組んで参ります。
メディア事業については、日本最大の音楽専門チャンネルを運営する(株)スペースシャワーネットワーク、映像・通信・音響のSIerである伊藤忠ケーブルシステム(株)等を通じて幅広いメディア関連ビジネスを展開しています。また、コンテンツのアジア展開を目的とした Rights & Brands Asia Ltd. (RBA)や、国内最大級のVTuber事業を展開するANYCOLOR(株)への出資など成長著しいコンテンツ領域の事業を推進しています。

BPO(アウトソーシング)事業

「顧客の声」をとらえ「マーケットイン」による事業変革を推進

コンタクトセンター業界のリーディングカンパニーである(株)ベルシステム24を中核に、AI等の新たなテクノロジーや音声データを活用し、クライアント企業のマーケティング施策や業務効率化等のDX推進支援をはじめとする各種BPOサービスを提供しております。
また、多様な働き方の実現やBCP対応の観点から在宅コンタクトセンターを推進することで、安心・安全なサービスの提供にも努めております。
伊藤忠商事が展開するビジネスにおける顧客や消費者とのコミュニケーションの価値を最大化するとともに、新たなサービス・ソリューションの提供を追求して参ります。

医療ヘルスケア事業

医薬品臨床開発支援サービス、医療機器の提供などを通じて、医療ヘルスケア領域でのビジネス拡大を図る

コロナ禍を機に一層のDX化のニーズが高まっている医療・ヘルスケア領域にて、製薬関連ビジネスと医療機関向けビジネスを推進しております。また直近では、医療DX・データ関連ビジネスや成長著しいASEAN展開も開始しております。
① 製薬関連ビジネス:エイツーヘルスケア(株)が臨床開発業務受託(CRO)として、医薬品・医療機器の臨床開発支援サービスを製薬企業等に提供しています。
② 医療機関向けビジネス:センチュリーメディカル(株)が国内外のメーカーから先進的な医療機器を国内の病院に提供しております。また(株)神戸メディカルケアパートナーズが、パートナー企業と共に、神戸市立医療センター中央市民病院の医療周辺サービスの提供及び施設維持管理に取り組んでいます。
③ 医療DX・データビジネス:TXP Medical(株)との資本業務提携を通じて、救急医療現場のDX化及び医療データの分析活用を開始いたしました。
④ 海外:成長著しいASEAN地域において、医師プラットフォーム事業を運営するDocquity Holdingsとの資本業務提携を通じて医療情報の提供事業への参入を実現致しました。