自動車分野

自動車分野

グローバルネットワークを活かし、様々なサービスを提供

伊藤忠商事は日本車輸出の黎明期である1950年代から世界へ向けた日本車の輸出を手掛け、日本の自動車産業の発展に寄与して参りました。
世界中のマーケットに信頼性の高い日本車を提供し、販売・サービス網を着実に整備することにより、世界各国のお客様に対して充実したカーライフを提供することに、貢献し続けて来ております。
現在では伊藤忠のグローバルなネットワークを活かしたマーケティングによって、市場毎に最適な商品を厳選して供給するとともに、トレードに付随したファイナンスや在庫管理をはじめ、市場やお客様のニーズに応じた幅広くフレキシブルな機能を包括的に提供することで、お客様のカーライフを支えています。例えばハンガリーでは、スズキ(株)社製車両の生産事業に参画するとともに、生産用部品や製品の物流事業、周辺国の市場開拓や輸出事業、卸売事業、小売事業、設備関連事業など、自動車に関連するビジネスを多面的に展開しています。
また、自動車産業の構造変化が進む近年は、素材、部品製造関連、物流、小売、金融関連など、「川上分野」や「川下分野」へと幅広く活躍の領域を拡げています。
中国での部品関連ビジネス、米国・欧州等の小売事業など、各地域のニーズに応じたビジネスにも注力しています。また日本国内では、高級輸入車ディーラーである(株)ヤナセ、リース大手の東京センチュリー(株)に出資するなど、自動車関連産業全般において多角的に業務を推進しています。

今後も当社及び国内外のグループ企業とのシナジー効果を高め、総合力を発揮しながら、更なるビジネスフィールドの拡大を推進していきます。

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商用車分野

いすゞの商用車を世界各国へ

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伊藤忠が1971年に同社と米国General Motorsとの提携を斡旋して以来の重要取引先であるいすゞ自動車(株)製品の販売を、日本、米国をはじめ世界各国で行っています。
商用車部門トップクラスのメーカーであるいすゞ。当社は 国内、北中南米、アジア、アフリカ、中近東等、世界各国における同社製品の販売事業に関与し、現在では、いすゞが全世界で販売する商用車の半数以上を取扱っています。
また米国、日本、ベトナム、トルコでのいすゞ販売会社への資本参加などにより、パートナーシップの一層の強化を進めています。日本では、総合商社で唯一商用車の国内事業に参画しております。CASEの社会実装やカーボンニュートラル社会の実現に向けたLCA(ライフサイクルアセスメント)の普及を進めるべく、いすゞと共に商用車のリースおよび中古車流通を担う合弁事業を展開しています。
乗用車のみならず、次世代モビリティ分野でも中国におけるEV商用車レンタル最大手と組み、EV商用車を使った総合物流オペレーションのノウハウ蓄積、展開を図っています。
環境問題への関心の高まりにより、全世界的に排ガス規制、燃費規制が強化されています。環境配慮型製品の提供という時代の要請に応えることを当社のミッションと捉え、環境対策において世界トップクラスの技術を持ついすゞの製品を、世界各国のお客様にお届けしていきます。