SAF・RD・バイオバンカー ~カーボンニュートラル実現に向けたリニューアブル燃料ビジネス

2020年10月、当時菅首相がGHG排出を2050年には実質ゼロ(カーボンニュートラル)とする方針を打ち出して以降、事業における直接排出及びサプライチェーン全体での排出削減を目指す顧客の取組が活発になっています。
当社は、輸送分野からの排出削減への貢献を目指し、「空」ではSAF(Sustainable Aviation Fuel)、「陸」ではRD(Renewable Diesel)、「海」ではバイオバンカー、これらリニューアブル燃料の国内での利用拡大に向けたサプライチェーンの確立・導入拡大に取り組んでいます。
SAF・RDは世界最大のリニューアブル燃料供給者であるNeste社(フィンランド)から調達、これまでに全日本空輸(株)様・日本航空(株)様をはじめとしたエアライン向けにSAF供給実績を、また配送トラック・バス・建設現場での重機の燃料としてRD供給実績を、着々と積み重ねています。

Neste社のSAF・RDは、食品競合のない廃棄油脂を原料としており、LCAベースで石油由来燃料比80-90%の削減を実現します。また、バイオバンカーは、Good Fuel社(オランダ)との共同事業を通じ、将来的な日本における供給開始を視野に置きながら、まずはシンガポールにて供給を開始しました。

足元で稼働する車両・機械向けに、流通インフラをそのまま使える利便性もあり、効果的に顧客の排出削減を実現できる当燃料の取組は幅広い業界・顧客からの期待を集めています。今後もサプライチェーン確立・導入拡大、顧客とともに推進していきます。