カーボンニュートラルの実現に寄与する取組の推進

当社は、製鉄・電力業界等への資源の安定供給という社会的使命・責任を果たしつつ、SDGsへの貢献・取組を更に強化するため、温室効果ガス排出削減に寄与する技術の開発や、事業化に向けた検討にも注力しています。2021年4月には、持続可能な社会の実現に向けて、金属資源部門に「カーボンニュートラル推進室」を新設しました。従来からの資源ビジネスにおける需要家や優良なジョイントベンチャー・パートナーとの強固な関係を活かし、また全世界における先進的な取組を行うパートナーとも協業しながら、様々なCCUSの取組や、水素・アンモニア等の社会実装に向けた取組を始めとするカーボンニュートラルビジネスを推進しています。

CCUSの具体的な取組として、オーストラリアのMCi社と協業し、製鉄スラグ・石炭灰・廃コンクリート等にCO2を吸収・固定化させ、製造した炭酸カルシウム等を建材用途に利用する技術開発も推進しています。更に、液化CO2大量輸送技術の確立のための研究開発・実証事業も実施しています。また、株式会社ユーグレナと共に、火力発電所のCO2を活用したミドリムシの大規模培養実証を推進しております。

また、水素に関連する取組として、2021年2月、当社は、長年の重要顧客である日本コークス工業株式会社と、ベルギー最大手の総合海運会社であるCompagnie Maritime Belge B.V.社と、九州北部での水素地産地消モデル事業に関する共同事業化調査を実施しています。日本コークス工業の副生水素と、CMB社の水素エンジンを柱に、水素の需要と供給双方を創出し、早期の地産地消型のサプライチェーンの構築を目指すプロジェクトです。

ミドリムシ(ユーグレナ社提供)

ミドリムシ(ユーグレナ社提供)

MCi社の豪州ニューキャッスルのパイロットプラント(同社提供)

MCi社の豪州ニューキャッスルのパイロットプラント(同社提供)

CMB社の水素混焼エンジン(同社提供)

CMB社の水素混焼エンジン(同社提供)