CITIC・CPグループとの取り組み
3社による戦略的業務・資本提携
伊藤忠商事はタイ最大のコングロマリットであるCharoen Pokphand Group Company Limited(以下、CPグループ)、中国最大のコングロマリットであるCITIC Limited(以下、CITIC)の両社と、中国・アジア地域を中心とする幅広い事業領域でシナジー最大化による企業価値向上を目指しています。
2014年、伊藤忠商事とCPグループは、強固な関係を構築する為に相互資本参加を実施するとともに、2社による戦略的業務・資本提携を締結しました。
さらに翌2015年には約1兆2,000億円を両社折半にてCITICに共同出資し、3社による戦略的業務・資本提携の締結に至りました。
中国の経済政策において中心的役割を果たすCITICとの業務・資本提携により、中国経済の方向性や人的ネットワーク、及び案件の有望性等に関する質の高い情報にアクセスできるようになり、且つ中国における当社の信用力も飛躍的に向上しました。
CPグループのアジアを中心とする華僑ネットワークと合わせ、これらは当社が中国・アジア地域においてビジネスを展開する上で大きな強みとなっています。
この資本参画が実現した背景には、CPグループ・伊藤忠商事の両社と中国との深い関係性がありました。
CPグループは、中国の改革開放政策の下、中国に投資した初の国際企業集団であり、農畜産品をはじめとする事業を手掛け、正大集団(チアタイ集団)として広く認知されています。
伊藤忠商事も、1972年に日本の総合商社として初めて中国から「友好商社」に認定され日本企業の先陣を切ってビジネスの端緒を切り拓いてきました。
こうして両社が中国において築き上げてきたプレゼンスが評価されたことによって、極めて異例となる国有企業への資本参画が実現しました。
CPグループと伊藤忠商事は10年を超える資本関係を通じて、当初の目的である強固な関係性が十分に構築されたことから、2025年4月に相互株式持合いを解消しましたが、戦略的業務提携については継続し、シナジー拡大に向け更なる連携強化を図っていきます。
また、3社による戦略的業務・資本提携の枠組みについても変更なくCITICへの共同出資は継続し、今後も中長期的な取組として、3社で機能を補完し協業を推進していきます。
- Charoen Pokphand Group Company Limitedについて
タイ最大、アジアでも有数のコングロマリット企業で、世界20以上の国・地域において、食品・農業・流通・通信など幅広い分野で事業を展開しています。特に中国では1979年の改革開放政策以降、最初に投資した国際企業として圧倒的なプレゼンスを築き、食品・小売・通信などで市場をリード。グローバルなネットワークと強力な事業基盤を活かし、アジア経済の成長を牽引しています。 - CITIC Limitedについて
中国最大のコングロマリット企業で、金融、資源、製造、通信、インフラなど幅広い分野で事業を展開し、中国経済の中枢を担う存在です。特に金融では、銀行・証券・信託・保険・消費者金融と全てのライセンスを保有し、グループ全体で包括的な金融サービスを提供しています。国有企業改革の中核企業として、グローバルな資本市場でも存在感を示し、アジア最大級の企業グループとして中国の経済高度化を牽引しています。
