国連グローバル・コンパクトへの参加について

2009年5月27日

伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠」)は、このたび、国連が提唱する「グローバル・コンパクト(以下、GC)」に参加しました。

伊藤忠は、「豊かさを担う責任」を企業理念として掲げ、企業活動において実践しております。この企業理念に基づき、世界企業としてより積極的にCSRを果たしていくために、国際社会において持続可能な成長を実現するための世界的な取組みであるGCの10原則に賛同致しました。

「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」から構成されるGCの10原則に則り、今後とも、国際社会の様々なステークホルダーからの要請に応え、持続可能な社会の構築に貢献するべく、世界企業としての企業経営を進めてまいります。

国連グローバル・コンパクトについて

GCは、国連のコフィ・アナン前事務総長が提唱し、2000年に創設されました。各企業が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みです。
参加する企業・団体は、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」から構成される10原則の支持、実践が求められます。 5月7日現在、世界の6,858の企業・団体(日本の企業・団体は88)がGCに参加しています。

国連グローバル・コンパクト10原則

国連グローバル・コンパクトは、各企業が、影響力の及ぶ範囲内で、人権、労働基準、環境、腐敗防止の各分野で核となる以下の10原則を受諾し、支持し、遵守するよう求めています。

人権 企業は、
原則1: 国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重し、
原則2: 自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。
労働基準 企業は、
原則3: 組合結成の自由と団体交渉の権利の実効的な承認を支持し、
原則4: あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持し、
原則5: 児童労働の実効的な廃止を支持し、
原則6: 雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである。
環境 企業は、
原則7: 環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持し、
原則8: 環境に関するより大きな責任を率先して引き受け、
原則9: 環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである。
腐敗防止 企業は、
原則10: 強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである。

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