「キッザニア東京」エコショップパビリオンアクティビティ第三弾 国産材を使った「マイはし」作りがスタート

2012年10月30日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、KCJ GROUP 株式会社(本店:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:住谷栄之資)が展開する子ども向け職業体験施設である「キッザニア東京」(東京都江東区豊洲)にて今年4月よりオフィシャルスポンサーとして運営している「エコショップ」パビリオンにおいて、来る11 月19 日に国産の木材を使用したオリジナル「マイはし」作りをスタートします。

エコショップパビリオンについて

エコショップパビリオンは、伊藤忠商事が参画する世界的環境活動「MOTTAINAI キャンペーン」(事務局所在地:東京都千代田区、代表:七井辰男)での環境教育のノウハウを活かした子どもがエコ活動を体感できるパビリオンで、約4か月ごとに環境素材を使用した「マイふろしき」や「エコバッグ」、「マイはし」など環境にやさしいオリジナル商品を製作するアクティビティを展開しています。また、子どもが1人参加されるごとに、植林用の苗木1 本分の費用がワンガリ・マータイ氏(1940-2011)の創設したケニアの植林活動「グリーンベルト運動」に寄贈されます。この取組みを通じて、参加する子どもたちに世界の環境問題についても身近に感じてもらい、「自ら参加する」ことを楽しみながら学んでいただくことを期待しています。
環境は子どもたちにとって身近なテーマであり、第一弾の「マイふろしき」作り、第二弾の「エコバッグ」作りを通して「こどもが日常生活の中で自分なりにエコを意識するようになった」など保護者の方からもご好評をいただいています。

「マイはし」作りについて

第三弾として11 月19 日からスタートする「マイはし」作りでは、こども自らが好きなマークや文字を選び、専用の彫刻機で彫ったお箸を、やすりやツヤ出し用の蜜蝋を使ってオリジナルの使いやすいデザインに仕上げていくアクティビティです。
「マイはし」の素材には、国産の針葉樹である「イチイ」の木を使用。木目が緻密で美しく加工しやすいのが特長です。また、国産材を使うことで、日本の森林を守る大切さや国産材を使う意義についてもアクティビティの中で学習できます。
やすりや蜜蝋の道具も持ち帰り可能で、来場後も自宅で自分なりに加工をしたり、ツヤ出しのメンテナンスをしてもらうことでエコグッズとして長く使用してもらい、ものを大切にする心を養ってもらうと共に割りばしを使わないなど日常生活の中でも環境保全への意識を高めてもらう狙いです。

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伊藤忠商事の「次世代育成」への取組み

伊藤忠商事は企業理念である「豊かさを担う責任」のもと、「次世代育成」を社会貢献活動基本方針のひとつに掲げています。これまでも1974 年に設立された公益財団法人伊藤忠記念財団による「子ども文庫助成事業」や「電子図書普及事業」、地域の小学生などを招いて地球温暖化などをテーマに勉強する「夏休み子ども教室」、障害のある子どもたちとともに野球を楽しむ「伊藤忠野球教室」、フィリピンにおける青少年自立支援施設への助成などを推進しており、今後も青少年の健全な育成を支援する活動を積極的に展開してまいります。

キッザニア東京

キッザニア(http://www.kidzania.jp/[別ウインドウで開きます] )はメキシコ発の子ども向けの職業体験型テーマパークで、日本では2006 年に「キッザニア東京」、2009 年に「キッザニア甲子園」がオープンし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる体験型の施設として高い人気を博しています。現在、約60 社の企業がパビリオンを出展、年間約83万人が来場しています。

MOTTAINAI キャンペーン

MOTTAINAI キャンペーン(http://mottainai.info/[別ウインドウで開きます])は、Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、 Recycle(再資源化)とかけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉「もったいない」を、環境を守る国際語「MOTTAINAI」とし、地球環境に負担をかけないライフスタイルを広め、持続可能な循環型社会の構築を目指す世界的な活動です。ケニアにおける植林活動「グリーンベルト運動」の創始者であるワンガリ・マータイ氏が提唱し、2005 年からスタートしました。伊藤忠商事など企業の賛同をはじめ、ふろしきやエコバック、はしなどの環境配慮商品、フリーマーケットなどの収益金の一部や、クリック募金など、様々な形でワンガリ・マータイ氏の理念を継続し、「グリーンベルト運動」を支援しています。

国産材利用について

森林が育つ過程では、下刈や間伐を行い、木が伸び伸びと育つ環境を与える必要があります。ところが、日本では林業の低迷によりそれが難しくなっています。「植える→育てる(手入れ)→収穫する」という森林のサイクルを循環させることで、健全な森林が育成され、私たちに住みやすい環境と資源を持続的に与えてくれます。その為には国産材の安定した消費が必要です。国産材を使った製品を普及させることが日本の森を育て、CO2 の吸収にもつながっていきます。

【参考】林野庁が推進する美しい森林づくり推進国民運動「フォレストサポーターズ」HP:

http://www.mori-zukuri.jp/contents/part/index.html[別ウインドウで開きます]