GPIF の国内株式運用機関が選ぶ「優れたTCFD(気候関連財務情報)開示」に選出(3年連続選出)

2024年3月25日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井敬太)は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の国内株式の運用を委託している運用機関が選ぶ「優れたTCFD開示」に3年連続で選出されました。また、2年連続で「4機関以上の運用機関から高い評価を得た優れたTCFD開示」に選出され、高い評価を継続し獲得しました。

評価いただいた運用機関のコメントは、以下の通りです。

・投資管理において、気候変動リスク管理を全体リスクマネジメントに主要リスクとして統合していることを評価。このプロセスには取締役会も関与しており、ガバナンス体制も確保されている。気候変動関連のリスクと機会分析においても、シナリオ分析の範囲が毎年広がり改善されている。
・TCFD開示の4つの柱それぞれについての情報が充実している。各事業における分析や指標・目標設定が高度である一方で、気候変動への対応を進めるガバナンス体制も明確で実効性が感じられる内容になっている。全体としても投資家目線で大変有益。
・商社という開示が困難な業態にもかかわらず、詳細な分析をしている点を評価している。また、シナリオ分析、タイムフレーム、アクションプラン、具体例の開示等様々な側面からの開示姿勢を評価。
・ガバナンスの可視性が高い。シナリオ分析は事業が広範にわたる中で対象を限定の上、影響度を踏まえた独自の財務モデル等を用いて実施しており合理的かつ実効的。移行計画も策定しレジリエントな事業運営が可能であることを明示。気候変動リスクの全社リスク管理体制への統合度も高い。クリーンテックビジネスのアクションプランを詳細に開示するなど気候変動リスクの緩和及び事業成長期待を高める内容も評価。

当社は2019年にTCFD提言への賛同を表明して以来、気候変動リスク・機会の分析を深め、毎年開示情報の拡充・深化に注力してきました。今後もTCFD提言に基づく情報開示の一層の充実を図り、投資家を中心としたステークホルダーの皆様に有益な気候関連財務情報を発信してまいります。

■当社ESGレポート2023(2023年3月期)
https://www.itochu.co.jp/ja/csr/report/index.html

■GPIFの国内株式運用機関が選ぶ「優れたTCFD開示」
https://www.gpif.go.jp/esg-stw/202403_excellent_TCFD_disclosure_j.pdf